誰でもお気軽にコメントどうぞ。過去記事や微妙に趣旨ずれてても気にしない系のかりょです。
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■マレフィセント
面白かった!
魔女マレフィセントに扮したアンジーの美しいことといったら。
アニメがどんなに進化しても、やっぱり実写はなくなりませんね。
翼萌えとしては、言いたい事は色々ありますが、でも、それは置いておいても良かった!
スピード感のあるカメラワーク、迫力のある魔法描写などもいいですね。
「眠れる森の美女」の裏を持ってくるとは、ディズニー冒険に出たなと思いましたが、
良く練られていて、いいストーリーでした。
ディズニーの名作を踏襲している部分、あえて変えてある部分、どちらも良かったです。
過去作品があるからこそ出来る映画ですね。
まさに、大手にふさわしい勝負でした。
オーロラ姫の怖い物知らずっぷりが可笑しくて、
お転婆っぷりが可愛くて、にやにやしっぱなしでしたよ。
気になったのは、三人の小妖精が、結局何をやりたかったのか良く分からなかったことくらいかなあ。
オーロラ姫の誕生日に訪れた心理も、オーロラ姫を育てる事情も、
なんだかいまいち腑に落ちなかったです。
「眠れる森の~」と言えば、三人の小妖精は付き物ですが、
この話では、巧く生きていなかったなあ。
もっと具体的に言うと、二人の妖精が贈り物をして、三人目がしようとしたところで、
悪い魔女が現れて、姫に死の呪いをかける。
そして、人々が絶望しかけたところで、三人目が
「まだ私の贈り物が残っていますよ、姫は死ぬのではなく眠るだけです……」
って言う、あのシーンが、私大好きなんですよ。
一度かけた呪いが変えられないという魔法の恐ろしさと、でもだからと言って諦めずにそこに希望を作り出そうとする妖精の英知と優しさが。
そこの薄さがちょっと不満でしたなー。
あとは、マレフィセントが結局強いのか弱いのかいまいちはっきりしなかったことかなあ。
人間の城ではうまく魔法を使えない……みたいな設定があったのかな?
だとしたら、もうちょっとはっきり描写して欲しかったです。
とまれ、名作には違いないです。
■アナと雪の女王
DVDを借りてやっと観れましたー。
「王子様との結婚がゴールではないヒロインが、現代の女性事情を現して~」
云々の事前情報を聞いていましたが、
観た感じ、女性事情だけじゃないかも。
髪ぼさぼさで口あけて寝てるヒロインの描写などから、
女性が「王子様」に夢を見なくなったのと同じ様に、
男性も「お姫様」に夢を見なくなったんじゃないかな、と思いました。
そういう意味では、まさに「現代の童話」かな。
モデリングや背景もきれいで、デジタルアニメもいい時代になったなと思います。
ただ、
ストーリーとしては、結局何だったんだろう?というのはありますなー。
何も解決してない気がしますし、
これを解決したと言えるなら、逆に最初から何も問題なかったような。
騒いでるのはほぼ外国人。国民の声がほとんど表現されていない。
エルサが一人で閉じこもって一人で逃げて一人で立ち直ったような。
姉妹愛も、事前情報から予想してたほどでもなかったですね。
エルサというひとりの女性への「救済」が物語の中心ということでいいのかな。
「ありのままで」という曲のプッシュ具合からすると、それでよさそうですが。
タイトル好きからすると、「アナと~」というタイトルから、アナの方が主人公かと思ったんですけれど。
マレフィセントと被りますが、
教訓としては「男は野心があって欲張りだ」ということなのかも。
個人的には、エルサは一度の失敗程度で、能力を隠すべきじゃなかったと思いますね。
ちゃんと制御する能力を身につけて、賢くて強い女性になるべきだった。
妖精は魔力をどう扱うかについては良く知ってるけど、
やっぱり人間を育てるということは下手なんだなと。
お好きだったらどうぞという感じですかね。
一度は観るのがいいけど、私は二回は観ないかな。
この二作が近い時期に公開されたのは、やっぱり何か意味があるのかな?
アニメと実写と言う差がありつつも、
女性の強さと、男のヘタレっぷりがなんとなく共通する作品でした。
面白かった!
魔女マレフィセントに扮したアンジーの美しいことといったら。
アニメがどんなに進化しても、やっぱり実写はなくなりませんね。
翼萌えとしては、言いたい事は色々ありますが、でも、それは置いておいても良かった!
スピード感のあるカメラワーク、迫力のある魔法描写などもいいですね。
「眠れる森の美女」の裏を持ってくるとは、ディズニー冒険に出たなと思いましたが、
良く練られていて、いいストーリーでした。
ディズニーの名作を踏襲している部分、あえて変えてある部分、どちらも良かったです。
過去作品があるからこそ出来る映画ですね。
まさに、大手にふさわしい勝負でした。
オーロラ姫の怖い物知らずっぷりが可笑しくて、
お転婆っぷりが可愛くて、にやにやしっぱなしでしたよ。
気になったのは、三人の小妖精が、結局何をやりたかったのか良く分からなかったことくらいかなあ。
オーロラ姫の誕生日に訪れた心理も、オーロラ姫を育てる事情も、
なんだかいまいち腑に落ちなかったです。
「眠れる森の~」と言えば、三人の小妖精は付き物ですが、
この話では、巧く生きていなかったなあ。
もっと具体的に言うと、二人の妖精が贈り物をして、三人目がしようとしたところで、
悪い魔女が現れて、姫に死の呪いをかける。
そして、人々が絶望しかけたところで、三人目が
「まだ私の贈り物が残っていますよ、姫は死ぬのではなく眠るだけです……」
って言う、あのシーンが、私大好きなんですよ。
一度かけた呪いが変えられないという魔法の恐ろしさと、でもだからと言って諦めずにそこに希望を作り出そうとする妖精の英知と優しさが。
そこの薄さがちょっと不満でしたなー。
あとは、マレフィセントが結局強いのか弱いのかいまいちはっきりしなかったことかなあ。
人間の城ではうまく魔法を使えない……みたいな設定があったのかな?
だとしたら、もうちょっとはっきり描写して欲しかったです。
とまれ、名作には違いないです。
■アナと雪の女王
DVDを借りてやっと観れましたー。
「王子様との結婚がゴールではないヒロインが、現代の女性事情を現して~」
云々の事前情報を聞いていましたが、
観た感じ、女性事情だけじゃないかも。
髪ぼさぼさで口あけて寝てるヒロインの描写などから、
女性が「王子様」に夢を見なくなったのと同じ様に、
男性も「お姫様」に夢を見なくなったんじゃないかな、と思いました。
そういう意味では、まさに「現代の童話」かな。
モデリングや背景もきれいで、デジタルアニメもいい時代になったなと思います。
ただ、
ストーリーとしては、結局何だったんだろう?というのはありますなー。
何も解決してない気がしますし、
これを解決したと言えるなら、逆に最初から何も問題なかったような。
騒いでるのはほぼ外国人。国民の声がほとんど表現されていない。
エルサが一人で閉じこもって一人で逃げて一人で立ち直ったような。
姉妹愛も、事前情報から予想してたほどでもなかったですね。
エルサというひとりの女性への「救済」が物語の中心ということでいいのかな。
「ありのままで」という曲のプッシュ具合からすると、それでよさそうですが。
タイトル好きからすると、「アナと~」というタイトルから、アナの方が主人公かと思ったんですけれど。
マレフィセントと被りますが、
教訓としては「男は野心があって欲張りだ」ということなのかも。
個人的には、エルサは一度の失敗程度で、能力を隠すべきじゃなかったと思いますね。
ちゃんと制御する能力を身につけて、賢くて強い女性になるべきだった。
妖精は魔力をどう扱うかについては良く知ってるけど、
やっぱり人間を育てるということは下手なんだなと。
お好きだったらどうぞという感じですかね。
一度は観るのがいいけど、私は二回は観ないかな。
この二作が近い時期に公開されたのは、やっぱり何か意味があるのかな?
アニメと実写と言う差がありつつも、
女性の強さと、男のヘタレっぷりがなんとなく共通する作品でした。
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積んでる小説を消化なう。
僕の魔剣がうるさい件について1~4
宮澤伊織・著 CH@R・絵 角川スニーカー文庫
なかなか面白かったです。
「これはゾンビですか?」系統の頭の緩いラノベかなーと思っていたら、
意外とちゃんとしたバトル小説でした。
インテリジェントアームは、ストームブリンガーの頃から好きなんですよねえ。
この作品の魔剣は、剣型じゃないのがほとんどでしたが、
人ではないからこその価値基準、思考回路がきちんと描かれていて、
その「人間じゃない頼もしさ」と「恐ろしさ」がなんとも堪らんでした。
特に解説もいれずにさりげなく、人格じゃなくて、「刃格」になってたりなどのセンスも好き。
魔剣が使い手を軽蔑する時の言葉が「なまくら」だったり、
意思ある武器であるからこその言葉選びも良かったですね。
魔剣たちの名称も、かっこいいですねえ。
中心人物の、夜来たる<ナイトフォール>はダントツとして、
凍月(いてづき)、虚数など、やっぱり銘は大事です。
ただ、「魔剣から出てきた女の子に罵られて~」云々のあらすじを、そのまま期待して、
タカビーな女の子を予想してたらがっかりするかな。
この夜来たるはなんだろう……、ツンデレじゃないし、女王様でもなくて、
……うーん、素直ツン?
現実に傍にいられたらうっとおしいだろうけど、見てる分には可愛かったのです。
主人公とのボケツッコミも、あざとらしくなくていいコンビでした。
イラストはそんなにうまいわけではないけれど、
可愛いし、キャラや衣装デザインはセンス良かったな。
無駄にぱんつ見えすぎですけど。
乳袋すごすぎですけど。
謎に衣服が透けすぎですけど。
ラストの落ちはちょっと弱かった気がするし、無理もあった気がしますが、
これはこれで軽く読めて良かったです。
いい意味でラノベらしいラノベだったかな。
僕の魔剣がうるさい件について1~4
宮澤伊織・著 CH@R・絵 角川スニーカー文庫
なかなか面白かったです。
「これはゾンビですか?」系統の頭の緩いラノベかなーと思っていたら、
意外とちゃんとしたバトル小説でした。
インテリジェントアームは、ストームブリンガーの頃から好きなんですよねえ。
この作品の魔剣は、剣型じゃないのがほとんどでしたが、
人ではないからこその価値基準、思考回路がきちんと描かれていて、
その「人間じゃない頼もしさ」と「恐ろしさ」がなんとも堪らんでした。
特に解説もいれずにさりげなく、人格じゃなくて、「刃格」になってたりなどのセンスも好き。
魔剣が使い手を軽蔑する時の言葉が「なまくら」だったり、
意思ある武器であるからこその言葉選びも良かったですね。
魔剣たちの名称も、かっこいいですねえ。
中心人物の、夜来たる<ナイトフォール>はダントツとして、
凍月(いてづき)、虚数など、やっぱり銘は大事です。
ただ、「魔剣から出てきた女の子に罵られて~」云々のあらすじを、そのまま期待して、
タカビーな女の子を予想してたらがっかりするかな。
この夜来たるはなんだろう……、ツンデレじゃないし、女王様でもなくて、
……うーん、素直ツン?
現実に傍にいられたらうっとおしいだろうけど、見てる分には可愛かったのです。
主人公とのボケツッコミも、あざとらしくなくていいコンビでした。
イラストはそんなにうまいわけではないけれど、
可愛いし、キャラや衣装デザインはセンス良かったな。
無駄にぱんつ見えすぎですけど。
乳袋すごすぎですけど。
謎に衣服が透けすぎですけど。
ラストの落ちはちょっと弱かった気がするし、無理もあった気がしますが、
これはこれで軽く読めて良かったです。
いい意味でラノベらしいラノベだったかな。
イスカリオテⅠ~Ⅶ 三田誠・著 岸和田ロビン・絵 電撃文庫
面白かったですよ。
半身浴のお供に、一気読みしちゃいました。
タイトル買いなんですが、実は後から、この作者あんまり好きじゃなかったことに気付きまして。
レンタルマギカの作者さんなんですね。
レンタル~は1巻だけ読んだんですが、支持されてるほど面白いとは思えなくて、そのままでした。
が、これは1巻読んで続きが気になったので、ブックオフで残りも入手。
最初は低速だったんですが、3~4巻あたりから一気にきましたね。
6巻で最終決戦と見せかけて、7巻で真の完結編という構図はずるい(笑) 途中でやめられないですね。
物語の根幹は、タイトル通りのイスカリオテ=過去の聖人の奇跡を再現するための衣服で、
もうこの設定一本を最後まで貫くのがお見事。
その設定も、表から使って裏から使って、裏返したのを更に別の裏返し方をして、縫い目ほどいてまた使うという気合いの入れよう。
ほんとこの作品のタイトルは「イスカリオテ」以外ありえないでしょう。
よくこの設定を描き抜いたと思います。
ちなみに、
現実の某救世主教(名前こそは出てこないものの、ほぼそのもの)については、
私は、その主義には納得できなくて、あまり好きじゃなかったりします。
確かに功も大きいんだろうけど、罪も大きいと思うので。
ただ、それを題材にしての芸術作品は大好物すぎて、自分の中で複雑です。
宗教画も宗教音楽も宗教建築も堪りません。
そんな立場の私には、いい感じに崩してるこの作品は読みやすかったですよ。
作者の文章表現的にはちょいちょい気になるところがあって、
「まさか~ではなかったのか?」
等々、読者の代弁のような神の視点のような謎の解説文とか、苦手でした。
軽快な全体のなかに、たまに借りて来たみたいな無駄に重厚な文章が入ってきて、なんだこれ、菊池秀行っぽと思っていました。
とはいえ、そうそう他の作者っぽとか言うの良くないよね、自分の知識の狭さを露呈するだけで恥ずかしいよね、と思っていたら、
あとがきの最後の最後に、「菊池秀行を読みながら~」と書いてあって芝不可避でした。
正解でしたよ! というか、プロなら影響されないで下さいよ! いや、目指したいところが分かるのでいいけど。
ただ、章前に一番重要な伏線を持ってくる基本はしっかりしていますし、物語としてもどんでん返しに続くどんでん返しは巧いですね。
しかも、一個の謎を引っ張らず、サクサク開示してしまう。
おっしゃ、この設定、推理出来た! さあどこまで伏せて引っ張る気かな……
と思ったら、想像以上にさらりと説明されてしまって、これで一冊書けるよ?!と衝撃うけちゃいます。
というか、これは1巻1話と見せかけて、7巻で1つの物語なんでしょうね。
通して読むのがいいシリーズ。
異能を使った迫力のバトルシーンも良かった。
素人がどれだけ運か良かろうと、プロには勝てない残酷さ、
そのプロでも天才に勝てない苦悩。
そのあたりの葛藤もバトル物として美しい。
「7つの大罪」という敵は、もう使いつくされてるし、こちらも見飽きてるんですが、
ただの名前だけじゃなくて、深く掘り下げられてあったのも良かったですね。
そして、大罪を敵として設定しておきながら、それをぶち壊す思い切りの良さね。
伏せ字、伏せ文章についてはどうなのかな。
いいのか悪いのか、判断に迷いました。
「そこであることを提案した~云々」とか、「実は──なのですと言った」、とか。
だいたいどんな物語でも一回は出てくるだろう伏線ですが、この作品ではこれが頻発する。
必要なのは分かる。全部隠すのではなく、一部を隠してほぼ見せるのは伏線の位置が分かりやすくて、助かるといえば助かる。
あと、さっきも書きましたがあまり引っ張らずに明かすのもストレス溜まる程ではない。
でも、やっぱりどうしてもひっかかるんですよねえ。
人物については、もう少し掘り下げられたんじゃないかなと思います。
男性キャラの強さと弱さの作り込みに対して、女性キャラが薄いですね。
世界を巻き込んだ戦いという設定にしては、登場人物も少なすぎます。……ここは、あとから後方支援のサブキャラについても光が当たっていって多少の改善が見られましたが。
あとは、機械人間萌えとしては、ノウェムは人間臭すぎますね。
そこまで人間臭く出来るなら、機械の不器用さからくる発言の文章構成ミスっていう設定もどうにか出来るように思うんですが。……可愛いからいいですけど。
イラストの岸和田ロビン氏はうまいですね。
ちょっと他では聞いたことのない名前なんですが、構図の独特さや表情、服のしわなんか好きです。
文章内では「なんということない修道服だ」「白いイスカリオテだ」という程度の説明しかないんですが、いい感じに中二カッコイイです。
ただ、イラストの使い回しと、カラー口絵でラフ画を載せちゃうセンスは理解できません。
特にカラー口絵でラフ画ね! 斬新すぎるですよ。ダメな方に。
最終巻の口絵は、一枚は描きおろしですが、その裏はこっそり、すでに使った白黒画を二色刷りに直しただけ。手抜きすぎです。
よほど忙しくて描きおろせなかったんでしょうか。どんなイラストレーターですか。
個人的には、結構映像向けの作品と思いますね。
レンタルマギカに続いてこっちもアニメ化すればいいのにな。
二次創作の元になりそうな男性陣も揃ってますし(ぁ
面白かったですよ。
半身浴のお供に、一気読みしちゃいました。
タイトル買いなんですが、実は後から、この作者あんまり好きじゃなかったことに気付きまして。
レンタルマギカの作者さんなんですね。
レンタル~は1巻だけ読んだんですが、支持されてるほど面白いとは思えなくて、そのままでした。
が、これは1巻読んで続きが気になったので、ブックオフで残りも入手。
最初は低速だったんですが、3~4巻あたりから一気にきましたね。
6巻で最終決戦と見せかけて、7巻で真の完結編という構図はずるい(笑) 途中でやめられないですね。
物語の根幹は、タイトル通りのイスカリオテ=過去の聖人の奇跡を再現するための衣服で、
もうこの設定一本を最後まで貫くのがお見事。
その設定も、表から使って裏から使って、裏返したのを更に別の裏返し方をして、縫い目ほどいてまた使うという気合いの入れよう。
ほんとこの作品のタイトルは「イスカリオテ」以外ありえないでしょう。
よくこの設定を描き抜いたと思います。
ちなみに、
現実の某救世主教(名前こそは出てこないものの、ほぼそのもの)については、
私は、その主義には納得できなくて、あまり好きじゃなかったりします。
確かに功も大きいんだろうけど、罪も大きいと思うので。
ただ、それを題材にしての芸術作品は大好物すぎて、自分の中で複雑です。
宗教画も宗教音楽も宗教建築も堪りません。
そんな立場の私には、いい感じに崩してるこの作品は読みやすかったですよ。
作者の文章表現的にはちょいちょい気になるところがあって、
「まさか~ではなかったのか?」
等々、読者の代弁のような神の視点のような謎の解説文とか、苦手でした。
軽快な全体のなかに、たまに借りて来たみたいな無駄に重厚な文章が入ってきて、なんだこれ、菊池秀行っぽと思っていました。
とはいえ、そうそう他の作者っぽとか言うの良くないよね、自分の知識の狭さを露呈するだけで恥ずかしいよね、と思っていたら、
あとがきの最後の最後に、「菊池秀行を読みながら~」と書いてあって芝不可避でした。
正解でしたよ! というか、プロなら影響されないで下さいよ! いや、目指したいところが分かるのでいいけど。
ただ、章前に一番重要な伏線を持ってくる基本はしっかりしていますし、物語としてもどんでん返しに続くどんでん返しは巧いですね。
しかも、一個の謎を引っ張らず、サクサク開示してしまう。
おっしゃ、この設定、推理出来た! さあどこまで伏せて引っ張る気かな……
と思ったら、想像以上にさらりと説明されてしまって、これで一冊書けるよ?!と衝撃うけちゃいます。
というか、これは1巻1話と見せかけて、7巻で1つの物語なんでしょうね。
通して読むのがいいシリーズ。
異能を使った迫力のバトルシーンも良かった。
素人がどれだけ運か良かろうと、プロには勝てない残酷さ、
そのプロでも天才に勝てない苦悩。
そのあたりの葛藤もバトル物として美しい。
「7つの大罪」という敵は、もう使いつくされてるし、こちらも見飽きてるんですが、
ただの名前だけじゃなくて、深く掘り下げられてあったのも良かったですね。
そして、大罪を敵として設定しておきながら、それをぶち壊す思い切りの良さね。
伏せ字、伏せ文章についてはどうなのかな。
いいのか悪いのか、判断に迷いました。
「そこであることを提案した~云々」とか、「実は──なのですと言った」、とか。
だいたいどんな物語でも一回は出てくるだろう伏線ですが、この作品ではこれが頻発する。
必要なのは分かる。全部隠すのではなく、一部を隠してほぼ見せるのは伏線の位置が分かりやすくて、助かるといえば助かる。
あと、さっきも書きましたがあまり引っ張らずに明かすのもストレス溜まる程ではない。
でも、やっぱりどうしてもひっかかるんですよねえ。
人物については、もう少し掘り下げられたんじゃないかなと思います。
男性キャラの強さと弱さの作り込みに対して、女性キャラが薄いですね。
世界を巻き込んだ戦いという設定にしては、登場人物も少なすぎます。……ここは、あとから後方支援のサブキャラについても光が当たっていって多少の改善が見られましたが。
あとは、機械人間萌えとしては、ノウェムは人間臭すぎますね。
そこまで人間臭く出来るなら、機械の不器用さからくる発言の文章構成ミスっていう設定もどうにか出来るように思うんですが。……可愛いからいいですけど。
イラストの岸和田ロビン氏はうまいですね。
ちょっと他では聞いたことのない名前なんですが、構図の独特さや表情、服のしわなんか好きです。
文章内では「なんということない修道服だ」「白いイスカリオテだ」という程度の説明しかないんですが、いい感じに中二カッコイイです。
ただ、イラストの使い回しと、カラー口絵でラフ画を載せちゃうセンスは理解できません。
特にカラー口絵でラフ画ね! 斬新すぎるですよ。ダメな方に。
最終巻の口絵は、一枚は描きおろしですが、その裏はこっそり、すでに使った白黒画を二色刷りに直しただけ。手抜きすぎです。
よほど忙しくて描きおろせなかったんでしょうか。どんなイラストレーターですか。
個人的には、結構映像向けの作品と思いますね。
レンタルマギカに続いてこっちもアニメ化すればいいのにな。
二次創作の元になりそうな男性陣も揃ってますし(ぁ
丁度、バジリスク村の募集が始まった頃から届き始めたので、
予約埋まるまでに見終わったら入ろう~と思ってたら、
見終わる頃には村が終わっていました。
な、何を言っているか分か(ry
以降は、ネタバレも含みますので、
折り畳みにて。
予約埋まるまでに見終わったら入ろう~と思ってたら、
見終わる頃には村が終わっていました。
な、何を言っているか分か(ry
以降は、ネタバレも含みますので、
折り畳みにて。
難問漢字クエスト
http://www.dmm.com/netgame/social/-/gadgets/=/app_id=638427/
別な作業しつつ、テレビ見つつで、5時間ほどでクリア。
サーバーが軽いのか、サクサク進んで気持ち良かったです。
テレビなどでの漢字クイズでは、漢検準1クラスになってくると、
「こんな漢字、誰がどこで使うんだよ!」
という感じの、間違えさせるだけが目的みたいなストレスたまる問題が頻出しますが、
ここは割と日常的に使うような漢字が多くて、勉強になってる実感があります。
動物名や国名など、当て字すぎて難しい物もありますが、
選択肢がある上に、穴埋めなのでヒントから推察できます。
RP村でレス帰ってくるまでの10~15分を埋めるのにちょうどいい感じ。
面白かったです。
……ただ、「漢字問題に正解すると脱げる!」という煽りの割には、
イマイチ脱げ方が甘くて残念。
男性向け(相手PCが女性)の方が絵が可愛かったので、
そっちにすれば良かったー。
問題は一緒なそうなので、もう一回やる気は起きないかな……。
http://www.dmm.com/netgame/social/-/gadgets/=/app_id=638427/
別な作業しつつ、テレビ見つつで、5時間ほどでクリア。
サーバーが軽いのか、サクサク進んで気持ち良かったです。
テレビなどでの漢字クイズでは、漢検準1クラスになってくると、
「こんな漢字、誰がどこで使うんだよ!」
という感じの、間違えさせるだけが目的みたいなストレスたまる問題が頻出しますが、
ここは割と日常的に使うような漢字が多くて、勉強になってる実感があります。
動物名や国名など、当て字すぎて難しい物もありますが、
選択肢がある上に、穴埋めなのでヒントから推察できます。
RP村でレス帰ってくるまでの10~15分を埋めるのにちょうどいい感じ。
面白かったです。
……ただ、「漢字問題に正解すると脱げる!」という煽りの割には、
イマイチ脱げ方が甘くて残念。
男性向け(相手PCが女性)の方が絵が可愛かったので、
そっちにすれば良かったー。
問題は一緒なそうなので、もう一回やる気は起きないかな……。
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