丁度、バジリスク村の募集が始まった頃から届き始めたので、
予約埋まるまでに見終わったら入ろう～と思ってたら、
見終わる頃には村が終わっていました。
な、何を言っているか分か（ry

以降は、ネタバレも含みますので、
折り畳みにて。

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事前情報で期待してたほどは面白くなかったです。
なんでだろう……と考えて見たけど、
登場人物多すぎ、戦闘が雑、っていうのが主原因かな。

ただ、最終回を見終わったときに、
「あ、これはバトルアニメじゃない。
バトルを味付けにした恋愛もの、それも曽根崎心中だな」
と思って、そういう視点で見たら、確かに良作でした。

正確には、曽根崎心中よりはロミオとジュリエットの方が近い気もしますが。家同士の確執や、バトルなど。
ただ、ロミジュリはそれでも生きようと足掻いていたけれど、
曽根崎心中は、死が救済なんですよね（タイトルからして心中ですし）
この辺、東西の生死観もあるかも。
「死して隔世で結ばれよう」っていう。

もっと言うなら、
「恋愛」、というより、「愛」かもしれません。
男女の思慕ももちろん、家族愛、主従愛、師弟愛、故郷愛、自己愛など、
お上がた・伊賀・甲賀それぞれの守りたいものがぶつかった結果としてのバトルなのかなと。

ただ、
このアニメが愛を扱ったものだとすると、
どこでバトルものだという認識が生まれたのか？

私、ここ、マンガの影響じゃないかな？と推測します。
濃い、いかつい絵柄ですし、
マンガはバトルものとして相当カッコ良かったんじゃないでしょうか。
しかし、アニメにするにあたって、何かの必要性があり、
バトル成分を押さえて、心情などへ重心移動したんじゃないでしょうか。
たとえば、原作者側からの希望があったとか。
もっと踏み込むならば、アニメ版は、マンガ版より原作小説版に近いものになってるのかなとも思います。

……この辺、あってるかどうかは、後程wikiで確認する予定。
せっかく、DVDしか観てない立場なので、そこからの感想をメインで。


さてさて、
もうちょっとあれこれ。

バトルが雑、と感じた原因なんですが、
圧倒的かつ一方的な戦いが多いことなどです。

・能力すげー強ぇー！→圧勝→次の敵の能力はもっとすげー強ぇー！→完敗
・仲間と協力して圧勝！→単独行動→完敗
なんか、ほぼこの流れで、
途中から展開の予想が着くようになっちゃいました。

……ただまあ、リアリティ優先するとこうなるのかな、という気も。
忍者って基本、バトルしませんし。
隠れ忍んで、闇から一撃必殺 & 仕損じたら死、ですし。
しかし、リアリティ優先するなら、超人的な能力はどうなんだ、というのもまた同時に。
超人的にするならするで、突き抜けて超人バトルしちゃえば良かったのになあ。
再びしかし、そうすると忍者である必要が……。

あれ？あれ？
忍者ものってこんなに難しい素材でしたっけ？！？！

登場人物は、もっと絞ったらダメだったのかなあ。
まあでも、原作で好きだったキャラが出てなかったら、観る気なくしますよね……。
しかし、やっと顔と能力と陣営覚えたらもう死ぬんだもん！
プロローグの名称一覧、何度も止めて確認しましたけど、つらかった、よ！


あ、
でもそれぞれのキャラ単体は好きですよ。
最初、夜叉丸と小四郎の区別ついてませんでしたけど＠w＠
あれ？これ夜叉丸じゃないわ、あいつってそういえばどうなったんだっけ？と思ったら、再登場して死んだwww
ひどいwww

お互いの次期頭領が、
かたやカウンター専門、かたや武装解除専門というのもいいですね。
地味な能力ですが、攻撃技じゃなくて防御技っていうのはこれ、
お幻たちが本気で未来の平和を願っていた証拠だと思います。
その二人の能力が序盤で塞がれたことは、象徴的だなと。
……最初、第一話で出てきたふたりはどこ行ったの？焼かれた里どうなったの？
ってすごい混乱しましたけどね＠w＠

女性陣ではおコイが特に好きだったりします。
野性的で健康的でエロ可愛いところがまた素敵。
……そういえば、朱絹の能力、結局なんだったんだろうな。
よく分かりませんでした。とりあえず、使い勝手は悪そう。

実は、朧はそんなに好きではなかったり。
同じ一途でも、陽炎くらい突き抜けてる方が好きだなあ。
朧は性格も覚悟も、全く頭領向きではなくほぼお荷物。
観てる側としても、この子が関わると、話にブレーキがかかるので、妙にストレスが溜まります。たまに怒って命令口調で話すのは好きですが。
この子、生まれる時代と場所を間違ったなあ。
……しかし、両家の和解が成っていたら、夫に良く仕えるいい嫁になったでしょうから、ここは運命の残酷さ描写かもしれません。

天膳はゴミゲスで良かったですな。
何百年生きてて女好きって。
隠し子、何人も居そう。まさしく外道。


そして、音楽も良かったですね。
水樹奈々は演歌を歌わせると、コブシの効いた実にパワフルな声になりますね。
朧イメージではないけど、バジリスクイメージではある。
オッサン臭い濃い絵柄に、良い華を添えていますね。


えーと。
こんな感じで。書き忘れないかな。
たぶんないと思います。