誰でもお気軽にコメントどうぞ。過去記事や微妙に趣旨ずれてても気にしない系のかりょです。
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RP村やなりきりをしてると、「うわ、うわあああ!!(感動)」とか、「あぁぁ……あぁぁあぁ……(やられた感)」というシーンに当たる事がままあるのですが、
私の経験の中で3つあげるとしたら、どうなるかなーと考えてました。
あれこれ、良いシーン、素敵なPCさんが多すぎて、やっぱり五大に拡大しようかなとも思いましたが、ここはやっぱりキリのいい3つで……。
1)ユージィンが、市長のカマ掛けに完全にひっかけられた時。
(人狼RP 瓜科699:ジンロボ大戦A.H.O.~お前の拳で虚空(ソラ)を撃て!!~)
市長少女 明朱佳
(前略)
さて、修理の前に挨拶ね。
あなたが、宿を探してるって修理工でしょう?
ルッカから聞いてるかもしれないけど、あたしがその宿を紹介した市長の明朱佳よ。よろしく。
……あ の こ と は 気にしてないから。
[告げてにっこりと微笑み、握手を求めるように差し出した。青年が躊躇うようなら、自分からその手を取りに行って。しっかりと握手]
ところで。どういうつもりか聞いてもいいかしら?
[にこにこと、笑う表情には、一点の曇りもなかった]
機甲修理工 ユージィン
[コンパネの前から離れ、とりあえず修理プランをいくつか考えながら近づこうとしていたところへ、赤毛の少女市長>>346。
「あ の こ と」と含みを持って言われると、困ったような微笑みで、手を腿のあたりでモジモジと]
どういうつもり?
[強引に取られた手に、少女市長は固いものを感じただろう。
サイズこそ小柄ではあるが、指程度なら潰せそうなペンチが、いつの間にか青年の手にあり、少女の指を軽くつまんでいた]
君こそ、ずいぶん無防備じゃないかな?
僕の目的も解ってないのに、接触するなんて。
----------------------------------------------------------------------------
悪でもない正義でもない、ただ行動的には覆面で破壊行為……というキャラをやってました。
で、破壊行為から逃亡した後、被害者側の市長にしれっと会うのですね。
さっきは覆面してたから大丈夫……と内心ドキドキしてたら、市長が全部知ってるよ的な事を言って来るじゃないですか。
仕方ないですよね。脅しますよね。やるんかコラってなりますよね。
……そこでハッ!と気付いたんです。「どういうつもり」とは聞かれましたが、「何を」とは言われてない。
市長が見たかったのは、こちらPCの反応だったのだってね。
うわああああああ!!!
中の人ごと騙された! カマに引っ掛かりました!
リアルに悶えましたね!
2)アクタが、別れ話を切り出す為に、最後の食事に誘った絵里香ちゃんから告白された時
(紅炎のソレンティア サービス終了済)
アクタイオン
違うのか?
あー……うん、まあそんなとこだ。
(はっきりとは答えずに)
ふーん。
んじゃ、俺のどこが好きなの?
(いつもと違ってまぜっかえしたりせずに)
光希絵里香
(納得いかないような表情だが、それ以上は聞かず)(中略)
……………。
……………。
そうだねえー!
戦士なのに、魔法でしか出来ないことを考えて治癒を学んでいるところが好き。
基本的にだらしなくてくだらないことばっかりしているのに、対応自体は比較的紳士で好き。
能天気に見えて、自分の役割を理解しソレに向けて努力を惜しまないところも好き。
だからきちんとサボらないで身体を鍛えているところも、
腕が鈍らないように訓練しているのも好き。
男嫌いなのに、それを完全に排除せずに必要あらば耳を傾けて対話するところも好き。
本当に困っている人がいれば男女問わずちょっとくらいは助けてあげるところも好き。
本当に嫌な時は必以上に踏み込んでこないところも好きだし、
主に対する忠誠の高さも好き。
甘やかしてくれるところも好きだし、
こうして奢ってくれるところも好き。
…足りるかい?
(ニコッと笑いながら、テーブルの下で左手を爪が肌に食い込むほど強く握っている)
----------------------------------------------------------------------
まあ、アクタイオンはクズ男なわけです。
絵里香ちゃんとお付き合いする事になったきっかけは、PCにもPLにも事故なわけですが、ソレンティアのサービス終了を目前に、その辺ちゃんと清算しようかなと。
割とお別れルート用意してましたが、綺麗にお別れしないルートへ行きましたね。
ずっと付き合ってた彼女と、初めて両想いになったのでした。
3)奏歌が、団長にギルド団員章を返した時。
(人狼RP 瓜科858 マトリックス・ジンローワールド)
クレリック †海の奏歌†
団長。
これをお返ししてもいいですか?
[左胸のエンブレムを外す。杖と剣の交差した紋章]
暁の騎士 イヴァン
[差し出された(仮)付きの紋章を受け取って]
どうだった? 俺の家は。
クレリック †海の奏歌†
(中略)これからも僕たちの家って呼びたいです。
[いっぱいの笑顔で]
暁の騎士 イヴァン
[カナタに、今度は(仮) の付いていないギルドのエンブレムを差し出した]
それは嬉しい返事だ。
皆喜ぶ。
----------------------------------------------------------------------------------------
ミスリードさせる気満々で、ギルド団員章(仮)を返したんですよ。
そしたら、スッとギルド団員章(真)が帰ってきたっていう!!
……これね。ミスリードを見破っただけではなく、何がやりたいのかを汲み取って、最適なロルを返してくれるという……。
もう、演ってて、ゾクゾクしましたよね!
というわけで、かりょとお相手さんの心が通じ合った3大シーンでした。
こういうのがあるから、RPは楽しいね!
私の経験の中で3つあげるとしたら、どうなるかなーと考えてました。
あれこれ、良いシーン、素敵なPCさんが多すぎて、やっぱり五大に拡大しようかなとも思いましたが、ここはやっぱりキリのいい3つで……。
1)ユージィンが、市長のカマ掛けに完全にひっかけられた時。
(人狼RP 瓜科699:ジンロボ大戦A.H.O.~お前の拳で虚空(ソラ)を撃て!!~)
市長少女 明朱佳
(前略)
さて、修理の前に挨拶ね。
あなたが、宿を探してるって修理工でしょう?
ルッカから聞いてるかもしれないけど、あたしがその宿を紹介した市長の明朱佳よ。よろしく。
……あ の こ と は 気にしてないから。
[告げてにっこりと微笑み、握手を求めるように差し出した。青年が躊躇うようなら、自分からその手を取りに行って。しっかりと握手]
ところで。どういうつもりか聞いてもいいかしら?
[にこにこと、笑う表情には、一点の曇りもなかった]
機甲修理工 ユージィン
[コンパネの前から離れ、とりあえず修理プランをいくつか考えながら近づこうとしていたところへ、赤毛の少女市長>>346。
「あ の こ と」と含みを持って言われると、困ったような微笑みで、手を腿のあたりでモジモジと]
どういうつもり?
[強引に取られた手に、少女市長は固いものを感じただろう。
サイズこそ小柄ではあるが、指程度なら潰せそうなペンチが、いつの間にか青年の手にあり、少女の指を軽くつまんでいた]
君こそ、ずいぶん無防備じゃないかな?
僕の目的も解ってないのに、接触するなんて。
----------------------------------------------------------------------------
悪でもない正義でもない、ただ行動的には覆面で破壊行為……というキャラをやってました。
で、破壊行為から逃亡した後、被害者側の市長にしれっと会うのですね。
さっきは覆面してたから大丈夫……と内心ドキドキしてたら、市長が全部知ってるよ的な事を言って来るじゃないですか。
仕方ないですよね。脅しますよね。やるんかコラってなりますよね。
……そこでハッ!と気付いたんです。「どういうつもり」とは聞かれましたが、「何を」とは言われてない。
市長が見たかったのは、こちらPCの反応だったのだってね。
うわああああああ!!!
中の人ごと騙された! カマに引っ掛かりました!
リアルに悶えましたね!
2)アクタが、別れ話を切り出す為に、最後の食事に誘った絵里香ちゃんから告白された時
(紅炎のソレンティア サービス終了済)
アクタイオン
違うのか?
あー……うん、まあそんなとこだ。
(はっきりとは答えずに)
ふーん。
んじゃ、俺のどこが好きなの?
(いつもと違ってまぜっかえしたりせずに)
光希絵里香
(納得いかないような表情だが、それ以上は聞かず)(中略)
……………。
……………。
そうだねえー!
戦士なのに、魔法でしか出来ないことを考えて治癒を学んでいるところが好き。
基本的にだらしなくてくだらないことばっかりしているのに、対応自体は比較的紳士で好き。
能天気に見えて、自分の役割を理解しソレに向けて努力を惜しまないところも好き。
だからきちんとサボらないで身体を鍛えているところも、
腕が鈍らないように訓練しているのも好き。
男嫌いなのに、それを完全に排除せずに必要あらば耳を傾けて対話するところも好き。
本当に困っている人がいれば男女問わずちょっとくらいは助けてあげるところも好き。
本当に嫌な時は必以上に踏み込んでこないところも好きだし、
主に対する忠誠の高さも好き。
甘やかしてくれるところも好きだし、
こうして奢ってくれるところも好き。
…足りるかい?
(ニコッと笑いながら、テーブルの下で左手を爪が肌に食い込むほど強く握っている)
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まあ、アクタイオンはクズ男なわけです。
絵里香ちゃんとお付き合いする事になったきっかけは、PCにもPLにも事故なわけですが、ソレンティアのサービス終了を目前に、その辺ちゃんと清算しようかなと。
割とお別れルート用意してましたが、綺麗にお別れしないルートへ行きましたね。
ずっと付き合ってた彼女と、初めて両想いになったのでした。
3)奏歌が、団長にギルド団員章を返した時。
(人狼RP 瓜科858 マトリックス・ジンローワールド)
クレリック †海の奏歌†
団長。
これをお返ししてもいいですか?
[左胸のエンブレムを外す。杖と剣の交差した紋章]
暁の騎士 イヴァン
[差し出された(仮)付きの紋章を受け取って]
どうだった? 俺の家は。
クレリック †海の奏歌†
(中略)これからも僕たちの家って呼びたいです。
[いっぱいの笑顔で]
暁の騎士 イヴァン
[カナタに、今度は(仮) の付いていないギルドのエンブレムを差し出した]
それは嬉しい返事だ。
皆喜ぶ。
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ミスリードさせる気満々で、ギルド団員章(仮)を返したんですよ。
そしたら、スッとギルド団員章(真)が帰ってきたっていう!!
……これね。ミスリードを見破っただけではなく、何がやりたいのかを汲み取って、最適なロルを返してくれるという……。
もう、演ってて、ゾクゾクしましたよね!
というわけで、かりょとお相手さんの心が通じ合った3大シーンでした。
こういうのがあるから、RPは楽しいね!
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「予備校裏のアシッド爺さんが、使い魔をくれるんだって」
男の子のひとりが持ってきた情報に、教室内はざわめいた。
召還獣と違って、使い魔ならば、魔法使いになる前の子供でも、持つことが出来る。
とはいえ、やっぱり扱い方を間違えると大変なことになるわけで、魔法使いの卵の、更に卵でしかない予備校生たちは、持ってない子が大半だ。
親から引き継いだとか、生まれた時に従属していたとか、そういう特殊な使い魔以外は、誰か大人の魔法使いから、譲ってもらうしかないってわけ。
そういうわけで、すでに使い魔を持ってる子や、興味のない子を除いた、総勢10名ほどが、こぞって予備校の裏に行くことになった。もちろん、あたしも、その中のひとりだ。
※
魔法使い予備校は、ここ、魔法使いだけの村・ティモーレの、中心街にある。
ここで計画繁殖された魔法使い同士の子供たちは、ソレンティアに入学するためだけに、あらゆる教育を受ける。
最初は幼等部で、校則内の禁止事項と、一般常識や社会生活を叩き込まれる。次に中等部で、語学、数学、歴史、生物などを勉強する。
そして、12歳を過ぎて、ソレンティアからの招待状を受け取れば、魔法使い予備校への入学が可能になる。そこでは、ソレンティアの仕組みや、各学科の知識や、他の世界の種族や生活を学ぶ。
14歳のあたしは、予備校の3年生。次の春に15歳になれば、特定の師匠について、更に一年を予備勉学に費やして、16歳の誕生日にソレンティアに入学する。それが、ティモーレでの普通の子供ってわけ。
でも、そのことを考えると、あたしの胸はざわついて落ち着かなくなる。あたしはうまく普通の子であれた。でも、そうじゃない子はどうしたらいい?
※
「よく来たね」
アシッド爺さんは、温厚な紳士で、会えばいつもニコニコしながら声をかけてくれる。時には飴やクッキーをくれることもある。予備校生の人気者だ。
ぞろぞろやってきた予備校生をやっぱりニコニコ見て、爺さんは一冊の黒い本を取り出した。
「全員にくれるわけじゃないでしょ?」
ちょっとマセた女の子が、爺さんに聞いた。
「もちろんだ。相性などもあるからね」
「どういう使い魔なの?」
男の子がせっかちに聞いた。
「これは異世界の魔王だ。私が若いころに、捕まえたのだけどね」
爺さんの言葉を聞いて、数人が及び腰になった。
「魔王だって? 悪魔なの? それは校則に違反してるよ」
ソレンティアの招待状が届く条件は、実は完全には解明されていない。
でも、届かない条件は、いくつか分かってる。悪魔崇拝や、破滅思想などがその代表格だ。だから、ティモーレでは、そういった思想を抱かないよう、乳幼児の段階から徹底的に教育される。
「大丈夫。魔王といっても、そう呼ばれていたというだけのものだよ。それほどの悪さを働いていたということだね。もう使い魔に下って、魔法使いに恭順を誓っているから、平気だよ」
「異世界ってどの世界なの? 人間界や機精界には、魔王っていないでしょ。じゃあ、妖精界?」
爺さんが前の質問に答えると、すぐさま別の子が質問した。
「さあ。どこだろうね。それは本人に聞いてみるのが早いと思うよ」
爺さんのとぼけた答えに、あたしたちは顔を見合わせた。
「この時点で、まだ欲しいと思っている子はどのくらいいるかね?」
魔王について聞いた子が、まず背を向けた。それからもう2人ほど。
だけど、あたしを含め、残った6人は逆に進み出た。
「悪魔じゃないんだったら、なんと呼ばれてようと、気にしないよ。むしろ、そのくらい不良なほうが面白いね」
「そう呼ばれるってことは、強いってことでしょ? 私、荒事は苦手だから、ちょうどいいわ」
「なんか格好いいから」
理由は様々でも、ちょっとヒネくれた子だっていうのは共通してる。
爺さんはうなづくと、あたしたちに黒い本を見せた。
「条件は、簡単だ。この者の名前を呼ぶこと。だけど……」
「だけど?」
拍子抜けするほど簡単な条件の後の接続詞に、緊張を抑えながら聞く。
「その名前は教えられない。そして、絶対に当てられないよ」
「当てることができたら?」
「この者の名を呼ぶことができた子が、この者の主人だ」
「ヒントは?」
「そうだねぇ……今までした話をよく思い出してみることかな」
あたしたちはそれぞれに顔を見合わせた。
ピンと来た子はまだ居ないみたい。それでも数撃ちゃ当たると思った子から進み出て、本に向けて呼びかけた。
「クウェンダ」
「ハーデス」
「カイア・ロー」
「ルシファー」
「閻魔」
古今東西はもちろん、別世界やはたまた創作の魔王の名前が並んだ。
しかし、本はどれ一つにも反応しなかった。
やがて、少し捻った呼びかけをする子が現れた。
「……サフラン。私の名前だよ」
「ソレンティア。……だめか」
そこで、あたしと同じくずっと黙っていた子が進み出た。魔法史研究科希望の男の子だ。
「ゼロ」
……これもダメだった。
「それは?」
「僕に似てるから」
良く分からない理論だった。
それからもう少し呼びかけが続いたけれど、正解は出なかった。
あたしは最後まで呼びかけなかった。彼らのどれも、何かが決定的に違う気がしていた。
「またいつでもおいで」
爺さんはそう言って、あたしたちを見送った。
あたしたちはそれぞれ思いふけりながら、帰途についた。
いつもは、友達の誰かと、話でもしながら帰るとこだけど、今は全員がライバル同士。自然と別々に帰宅することになった。
あたしは、帰って早々、とうさまの蔵書から、「使い魔名称百科」を借りて、めくってみたけど、すぐに飽きてしまった。
そもそも、手当たりしだいなんて、幻惑魔法使いのやり方じゃないよね。爺さんのヒントからまず推理しなきゃ。
それにしても、爺さんはいつヒントを出していたんだろう。
魔王? いや、それは思いつく限り試した。
魔法使いに恭順している? どの異世界かは本人に聞く?
そんなのが、どうヒントになるんだか。
すっかり手詰まりになったあたしは、居間で何か書き物をしていたとうさまに声をかけた。
「とうさま。あのね、魔王の名前ってなあに?」
「どの魔王だ?」
あたしは答えに詰まった。だって、あたしにだって、どの魔王だか分からないんだもん。だもんで、あたしは爺さんと使い魔の話を最初から、できるだけ爺さんが言ったそのままの言葉で話した。
「そういうわけなの。とうさま、分かる?」
「分かったが、分からない」
「えーっ!」
とうさまがあっさり言っちゃったので、あたしは飛び上がった。
「ほんと? 教えて!」
「アシッドは、誰か魔法使いに、答えを聞いていいと言っていたか?」
「うっ……」
とうさまはいつも、絶対に正解だけを教えてはくれない。その方があたしのためだって言うけど、まだるっこしいったら仕方がない。
その点、とうさまの兄で、あたしの実父であるウィーは、なんでもかんでもケロッと教えてくれる道楽者なんだけど。でも、残念ながらウィーは、数日前から仕事で出かけ中だ。
「じゃあ、爺さんが出したヒントが、どれなのかってことだけでも」
あたしが食い下がると、とうさまは少し黙った後、口を開いた。
「アシッドの出したヒントは、『絶対』だ」
「『絶対』?」
「そうだ。私は、『分かるが、分からない』と言った。私とアシッドの違いは何だ?」
とうさまってば、無茶を言ってくれるよ~。
引退間近のしなびたアシッド爺さんと、現役バリバリの格好いいとうさまじゃ、同じところのほうが、少ないに決まってる。
「爺さんは、『名前は教えられない』、『絶対にあてられない』って言ってた。……それから、『名前を呼んだ子が主人だ』って」
あたしが、とうさまの顔色をうかがいながらカマをかけると、とうさまは静かに首を横に振った。
「治癒幻惑魔法使いは、感情を出すものではない。出すことによって、利益を引き出せる場合を除いて」
「……だよね」
治癒幻惑魔法使いとして、とうさまは、1枚どころか、千とか万の単位で、あたしより上だ。いつだってこんな風に、さとされてばっかり。
あたしはがっかりして、本に目を落とした。
……ん、まてよ。
とうさまは治癒幻惑魔法使いだ。爺さんはなんだっけ?
異世界の者を使役……ってことは、召還魔法使い? 召還魔法なら、総合系か魔法史系だよね。魔王ってことは、召還ランクはある程度高いはずだから、魔法史系なのかも。
でも、ただ召還しただけなら、使い魔じゃなくて召還獣だから……。なにか材料を召還して、それで使い魔を作ったのかも。そしたら、近代魔法も入ってる?
爺さんが魔法史系なのは間違いないとして、魔法史魔法使いが『絶対』って言うのは、どういう時だろう?
治癒幻惑魔法使いは、ひとりでは完成していない魔法使いだ。治療をするのも、幻惑をするのも、相手が必要。それは、治癒幻惑魔法が、『人』に向かっているからだ。
では、魔法史魔法使いは? 彼らは、歴史を紐解き、古いものを証明し、新しいものを作り出す魔法使いだ。彼らが向かうのは、『事実』……。
『絶対』は、事実……??
「あーっ!!」
そこまで考えたところで、あたしは立ち上がった。
「そうか! そういうことだね!」
とうさまは、少し口元に笑みを浮かべた。……え、どうして?
それで、あたしはとうさまに誘導してもらって、答えを出しただけだ、ということに気づいた。
『治癒幻惑魔法使い』って言葉を、さりげなく言ったのはとうさまだ。そのおかげで、あたしはとうさまやあたしと、アシッド爺さんが違う魔法使いだということに気づいた。
会話の中にキーワードを隠し、相手を誘導する……まだ、あたしにはできない。
「アシッドが伝えたかったことが分かって、まだ使い魔が欲しいのなら、急いで行くといいだろう。名前は、道すがら、考えなさい」
あたしが、自分の未熟さにショゲていると、とうさまが声をかけてくれた。
「……うん! 魔王、きっと連れて帰ってくるから!」
とうさまの言葉に、あたしは気持ちを切り替え、翼をいっぱいに広げた。
※
黒くてふさふさとした毛とタテガミ。狼のような馬のような姿。額に見える真珠色のは、角だろうか。
「ゼロっていうんだ」
触れた指がすっかり隠れてしまうから、その毛は見た目より柔らかいらしい。
「おめでとう」
幻惑魔法使いは、悔しくても笑う。だからあたしは、全力で笑顔と賛辞を贈った。
「……ありがとう」
相手は、さっきの魔史科志望の男の子。一度はダメだったのに、やっぱりその名前にしたんだ。自分に似た存在がゼロって、どういう意味なんだろう。
彼は少し驚いたみたいだけど、あたしに笑顔を返して、魔王という二つ名の、黒い使い魔を撫でていた手を離した。そして、ゼロに声をかけると、連れて去っていった。
あたしが答えにたどり着くのは、遅すぎた。あたしが爺さんの家に戻ってきた時、そこには、すでに男の子と、本から解放された使い魔がいたんだ。
「本当に少しの差だったね」
アシッド爺さんがあたしの隣にやって来て、彼らを見送りながら言った。
「治癒幻惑科志望なら、充分だろう」
「でも、間に合わなかったよ。……爺さんはもしかして、あの子が最初に解くって分かってたの?」
「ああ。同じ学科の魔法使いは思考も行動も似る。答え方を見れば、誰がどの魔法使いを目指しているのか、見当はつく」
「とうさまが前言ってた事がある。暗号を作る人は、一番解いて欲しい者が、解きやすいように作るものだって……」
爺さんは、笑ってあたしを見た。
「でもね、もし君があの子より先にきたら、ちゃんと君に譲っていたよ」
「きっと先になんて来れない。治癒幻惑魔法使いにとっては、『絶対』はないものだし、それを使う時は相手を誘導する罠だもん。あるものをないって言って、ないものをあるように見せかける嘘つきの魔法使いには……、この問題、難しかったよ」
「ははは。嘘つき魔法使いか。それが幻惑魔法使いの価値だけどね。……それじゃあ、一応、聞いてみようか。君の出した答えとは、どういうことだね?」
あたしは、ゼロ達を見送っていた目を、爺さんに向けた。
「『絶対に、正解に当たらない』のは、『正解がない』からでしょ? この場合の正解とは『名前』。つまり、あの使い魔には、『名前がない』んだ。だから、『名前をあてることは、絶対にできない』……。つまり、『名前がない』存在の『名前を呼ぶ』ためには、『名前をつけ』ればいいんだ」
「そうだ」
爺さんは満足そうに笑った。
それから、あたしの頭を撫でて、こう言った。
「よくできたご褒美に、君に別の使い魔をあげよう。ただし、あの使い魔にはずっと劣るのだが」
「本当?!」
「ああ。こっちは、2匹組の使い魔で、やはり名前がないのだが」
あたしは、驚いて爺さんを見た。
「名前のない使い魔が、たまたま複数いるなんて、考えられない……。理由があるはずだよ。つまり、それが爺さんが使い魔を恭順させる方法なんじゃない? 名前を奪うことが」
爺さんは笑って答えなかった。そして、懐から大きくて薄い本と、小さくて厚い本を取り出した。
「さあ、名前を呼ぶといい」
「大きいのが『ソレアス』! 小さいのが『ルーナセス』!」
あたしは迷わず叫んだ。
本当は、そのどちらかを『魔王』のためにと、考えていた名前だったけど、両方を呼んだ。
本はホロホロと砂のようにくずれると、あたしの足元でうずまいた。よく見るとそれは全部文字だ。いろんな国の言葉で、いろんな単語をなしている。ぱっと読めるのは、ティモーレの言葉だけだけど。
それらの文字は、やがてひとつの姿をとった。ゼロとは段違いにみすぼらしくて小さい……、
「にゃんこ?」
白黒ハチワレと、黒のにゃんこは、ぶるるっと体を震わせると、ぺたりと座り込んだ。
「なんかしょぼーい使い魔ねぇ~。まあ、間つなぎにはいいかもだけど」
「なにこの失礼な青ニワトリ。最初の一言がそれなわけ? 最近の魔法使いは性格悪くなったもんだね」
黒猫ルーナセスが、口を開いた。
「喋った!?」
「我らは文字によって形作られる存在ゆえ。言葉は我らの得意とするところだ。……大変気が進まないが、以降はお前の使い魔として共にあることになる」
「なんか余計な一言聞こえた!!」
あたしが、ハチワレ猫ソレアスの尻尾を踏むと、やつはミギャッと鳴いて毛を逆立てた。本当に文字なんだろうか。どー見ても猫そのものだけど。
「大きくて薄い方を『論理』、小さくて厚い方を『言語』と呼んだりもする。抽象的な存在のため、主人の魔法使いの持つ能力を超える力をもつことはできないが。まあ、可愛がってやんなさい」
「名づけちゃったものは仕方ないしね。連れて帰ることにするよ」
「いちいち可愛げのないトリだね」
「可愛げのないにゃんこよりマシだと思うけど?」
あたしは、二匹の首ねっこを掴んだ。二匹はジタバタ暴れたけど、そんなことで放してやるかりょじゃない。
「アシッド爺さん、ありがとね」
あたしはにゃんこどもを両手にぶら下げて、爺さんにお礼を言った。
※
──で、あんたたち結局、どっから来たの?
──あったま悪いね。文字っていう正体分かってたらすぐフギャアアア!!
──で、どっから来たって?
──2次元だ。書きかけられたまま、完成されずに放置された物語。
その行き場をなくした文字と情熱が、我々の本来の姿だ。
(あの時からもう、5年以上たつんだよね)
──へえ。だからあんたたち、本に入ってたのね。
どんな物語?
──どこにでもあるような、陳腐な物語さ。
──勇者が魔王を倒す物語。ありふれて目に付かないような、読んでも忘れ去られてしまうような存在。
──そっか。そんじゃあ、あんたたちも『ゼロ』も、本来は一緒なんだ。
……あんたたちのほうが格下なだけで。
(確かにあの時は、ゼロがうらやましかった。でも、そんなのすでに忘れてしまっていたのに)
──主役かそうでないかの違いだ。
やつは、魔王が主役の物語だった。
──悪かったね。間つなぎで!
──ほーんと。さんざんっぱら勇者にやられるのが仕事の、脇役魔王だなんて、かっこわるーい! しょぼいクジ引いちゃったよ。しかも2匹も!
(あたしの使い魔でしょ。そのくらい分かりなさいよ。
……照れかくしでそう言ってただけだって。
本当は、ゼロよりあんたたちのほうが、ずっと大事になってたって)
──そりゃこっちが言いたいよ。なんだって、向こうでは千の領地を持ち、万の兵をしたがえてた僕らが、こんな猫の格好で、こんなトリに使われなきゃいけないのか。
──同感だ。
──くらぁ! 逃げるなぁぁ! そこへ座りなさいにゃんこども! シッポ持って回してやるんだから!!
(新しいペットの黒三日月は、黒い馬だけど、そんなのただの偶然。
……でも、かりょは気づいてなかったんだね。あんたたちがそんなにゼロのことを、気にしてただなんて。間つなぎだなんて、本気にしてただなんてこと)
──にゃんこにゃんこ言うな! せっかく名前が戻ったんだから、そっちで呼んでよね。
──名前?
──ああ。名前がないと確固たる己を、保てない。
おまえは酷い主人だが、それでもただの文字に戻るよりましだ。
──相変わらず一言余計だけど、そういうことなら、約束してあげるよ。
今後、あんたたちから絶対に、名前を取り上げたりしないって。
(……そんな事を思い出したんだ。
今、バラバラの文字のカタマリになって散らばった2匹の使い魔を見て。
「死」んでしまったチビ魔王達を見て)
------------------------------------------------------------------------------
ソレンティアのかりょメインストーリー、残ってないかなーってCDの山を探してたら、使い魔の話を発掘しました。
結構おきにいり。
男の子のひとりが持ってきた情報に、教室内はざわめいた。
召還獣と違って、使い魔ならば、魔法使いになる前の子供でも、持つことが出来る。
とはいえ、やっぱり扱い方を間違えると大変なことになるわけで、魔法使いの卵の、更に卵でしかない予備校生たちは、持ってない子が大半だ。
親から引き継いだとか、生まれた時に従属していたとか、そういう特殊な使い魔以外は、誰か大人の魔法使いから、譲ってもらうしかないってわけ。
そういうわけで、すでに使い魔を持ってる子や、興味のない子を除いた、総勢10名ほどが、こぞって予備校の裏に行くことになった。もちろん、あたしも、その中のひとりだ。
※
魔法使い予備校は、ここ、魔法使いだけの村・ティモーレの、中心街にある。
ここで計画繁殖された魔法使い同士の子供たちは、ソレンティアに入学するためだけに、あらゆる教育を受ける。
最初は幼等部で、校則内の禁止事項と、一般常識や社会生活を叩き込まれる。次に中等部で、語学、数学、歴史、生物などを勉強する。
そして、12歳を過ぎて、ソレンティアからの招待状を受け取れば、魔法使い予備校への入学が可能になる。そこでは、ソレンティアの仕組みや、各学科の知識や、他の世界の種族や生活を学ぶ。
14歳のあたしは、予備校の3年生。次の春に15歳になれば、特定の師匠について、更に一年を予備勉学に費やして、16歳の誕生日にソレンティアに入学する。それが、ティモーレでの普通の子供ってわけ。
でも、そのことを考えると、あたしの胸はざわついて落ち着かなくなる。あたしはうまく普通の子であれた。でも、そうじゃない子はどうしたらいい?
※
「よく来たね」
アシッド爺さんは、温厚な紳士で、会えばいつもニコニコしながら声をかけてくれる。時には飴やクッキーをくれることもある。予備校生の人気者だ。
ぞろぞろやってきた予備校生をやっぱりニコニコ見て、爺さんは一冊の黒い本を取り出した。
「全員にくれるわけじゃないでしょ?」
ちょっとマセた女の子が、爺さんに聞いた。
「もちろんだ。相性などもあるからね」
「どういう使い魔なの?」
男の子がせっかちに聞いた。
「これは異世界の魔王だ。私が若いころに、捕まえたのだけどね」
爺さんの言葉を聞いて、数人が及び腰になった。
「魔王だって? 悪魔なの? それは校則に違反してるよ」
ソレンティアの招待状が届く条件は、実は完全には解明されていない。
でも、届かない条件は、いくつか分かってる。悪魔崇拝や、破滅思想などがその代表格だ。だから、ティモーレでは、そういった思想を抱かないよう、乳幼児の段階から徹底的に教育される。
「大丈夫。魔王といっても、そう呼ばれていたというだけのものだよ。それほどの悪さを働いていたということだね。もう使い魔に下って、魔法使いに恭順を誓っているから、平気だよ」
「異世界ってどの世界なの? 人間界や機精界には、魔王っていないでしょ。じゃあ、妖精界?」
爺さんが前の質問に答えると、すぐさま別の子が質問した。
「さあ。どこだろうね。それは本人に聞いてみるのが早いと思うよ」
爺さんのとぼけた答えに、あたしたちは顔を見合わせた。
「この時点で、まだ欲しいと思っている子はどのくらいいるかね?」
魔王について聞いた子が、まず背を向けた。それからもう2人ほど。
だけど、あたしを含め、残った6人は逆に進み出た。
「悪魔じゃないんだったら、なんと呼ばれてようと、気にしないよ。むしろ、そのくらい不良なほうが面白いね」
「そう呼ばれるってことは、強いってことでしょ? 私、荒事は苦手だから、ちょうどいいわ」
「なんか格好いいから」
理由は様々でも、ちょっとヒネくれた子だっていうのは共通してる。
爺さんはうなづくと、あたしたちに黒い本を見せた。
「条件は、簡単だ。この者の名前を呼ぶこと。だけど……」
「だけど?」
拍子抜けするほど簡単な条件の後の接続詞に、緊張を抑えながら聞く。
「その名前は教えられない。そして、絶対に当てられないよ」
「当てることができたら?」
「この者の名を呼ぶことができた子が、この者の主人だ」
「ヒントは?」
「そうだねぇ……今までした話をよく思い出してみることかな」
あたしたちはそれぞれに顔を見合わせた。
ピンと来た子はまだ居ないみたい。それでも数撃ちゃ当たると思った子から進み出て、本に向けて呼びかけた。
「クウェンダ」
「ハーデス」
「カイア・ロー」
「ルシファー」
「閻魔」
古今東西はもちろん、別世界やはたまた創作の魔王の名前が並んだ。
しかし、本はどれ一つにも反応しなかった。
やがて、少し捻った呼びかけをする子が現れた。
「……サフラン。私の名前だよ」
「ソレンティア。……だめか」
そこで、あたしと同じくずっと黙っていた子が進み出た。魔法史研究科希望の男の子だ。
「ゼロ」
……これもダメだった。
「それは?」
「僕に似てるから」
良く分からない理論だった。
それからもう少し呼びかけが続いたけれど、正解は出なかった。
あたしは最後まで呼びかけなかった。彼らのどれも、何かが決定的に違う気がしていた。
「またいつでもおいで」
爺さんはそう言って、あたしたちを見送った。
あたしたちはそれぞれ思いふけりながら、帰途についた。
いつもは、友達の誰かと、話でもしながら帰るとこだけど、今は全員がライバル同士。自然と別々に帰宅することになった。
あたしは、帰って早々、とうさまの蔵書から、「使い魔名称百科」を借りて、めくってみたけど、すぐに飽きてしまった。
そもそも、手当たりしだいなんて、幻惑魔法使いのやり方じゃないよね。爺さんのヒントからまず推理しなきゃ。
それにしても、爺さんはいつヒントを出していたんだろう。
魔王? いや、それは思いつく限り試した。
魔法使いに恭順している? どの異世界かは本人に聞く?
そんなのが、どうヒントになるんだか。
すっかり手詰まりになったあたしは、居間で何か書き物をしていたとうさまに声をかけた。
「とうさま。あのね、魔王の名前ってなあに?」
「どの魔王だ?」
あたしは答えに詰まった。だって、あたしにだって、どの魔王だか分からないんだもん。だもんで、あたしは爺さんと使い魔の話を最初から、できるだけ爺さんが言ったそのままの言葉で話した。
「そういうわけなの。とうさま、分かる?」
「分かったが、分からない」
「えーっ!」
とうさまがあっさり言っちゃったので、あたしは飛び上がった。
「ほんと? 教えて!」
「アシッドは、誰か魔法使いに、答えを聞いていいと言っていたか?」
「うっ……」
とうさまはいつも、絶対に正解だけを教えてはくれない。その方があたしのためだって言うけど、まだるっこしいったら仕方がない。
その点、とうさまの兄で、あたしの実父であるウィーは、なんでもかんでもケロッと教えてくれる道楽者なんだけど。でも、残念ながらウィーは、数日前から仕事で出かけ中だ。
「じゃあ、爺さんが出したヒントが、どれなのかってことだけでも」
あたしが食い下がると、とうさまは少し黙った後、口を開いた。
「アシッドの出したヒントは、『絶対』だ」
「『絶対』?」
「そうだ。私は、『分かるが、分からない』と言った。私とアシッドの違いは何だ?」
とうさまってば、無茶を言ってくれるよ~。
引退間近のしなびたアシッド爺さんと、現役バリバリの格好いいとうさまじゃ、同じところのほうが、少ないに決まってる。
「爺さんは、『名前は教えられない』、『絶対にあてられない』って言ってた。……それから、『名前を呼んだ子が主人だ』って」
あたしが、とうさまの顔色をうかがいながらカマをかけると、とうさまは静かに首を横に振った。
「治癒幻惑魔法使いは、感情を出すものではない。出すことによって、利益を引き出せる場合を除いて」
「……だよね」
治癒幻惑魔法使いとして、とうさまは、1枚どころか、千とか万の単位で、あたしより上だ。いつだってこんな風に、さとされてばっかり。
あたしはがっかりして、本に目を落とした。
……ん、まてよ。
とうさまは治癒幻惑魔法使いだ。爺さんはなんだっけ?
異世界の者を使役……ってことは、召還魔法使い? 召還魔法なら、総合系か魔法史系だよね。魔王ってことは、召還ランクはある程度高いはずだから、魔法史系なのかも。
でも、ただ召還しただけなら、使い魔じゃなくて召還獣だから……。なにか材料を召還して、それで使い魔を作ったのかも。そしたら、近代魔法も入ってる?
爺さんが魔法史系なのは間違いないとして、魔法史魔法使いが『絶対』って言うのは、どういう時だろう?
治癒幻惑魔法使いは、ひとりでは完成していない魔法使いだ。治療をするのも、幻惑をするのも、相手が必要。それは、治癒幻惑魔法が、『人』に向かっているからだ。
では、魔法史魔法使いは? 彼らは、歴史を紐解き、古いものを証明し、新しいものを作り出す魔法使いだ。彼らが向かうのは、『事実』……。
『絶対』は、事実……??
「あーっ!!」
そこまで考えたところで、あたしは立ち上がった。
「そうか! そういうことだね!」
とうさまは、少し口元に笑みを浮かべた。……え、どうして?
それで、あたしはとうさまに誘導してもらって、答えを出しただけだ、ということに気づいた。
『治癒幻惑魔法使い』って言葉を、さりげなく言ったのはとうさまだ。そのおかげで、あたしはとうさまやあたしと、アシッド爺さんが違う魔法使いだということに気づいた。
会話の中にキーワードを隠し、相手を誘導する……まだ、あたしにはできない。
「アシッドが伝えたかったことが分かって、まだ使い魔が欲しいのなら、急いで行くといいだろう。名前は、道すがら、考えなさい」
あたしが、自分の未熟さにショゲていると、とうさまが声をかけてくれた。
「……うん! 魔王、きっと連れて帰ってくるから!」
とうさまの言葉に、あたしは気持ちを切り替え、翼をいっぱいに広げた。
※
黒くてふさふさとした毛とタテガミ。狼のような馬のような姿。額に見える真珠色のは、角だろうか。
「ゼロっていうんだ」
触れた指がすっかり隠れてしまうから、その毛は見た目より柔らかいらしい。
「おめでとう」
幻惑魔法使いは、悔しくても笑う。だからあたしは、全力で笑顔と賛辞を贈った。
「……ありがとう」
相手は、さっきの魔史科志望の男の子。一度はダメだったのに、やっぱりその名前にしたんだ。自分に似た存在がゼロって、どういう意味なんだろう。
彼は少し驚いたみたいだけど、あたしに笑顔を返して、魔王という二つ名の、黒い使い魔を撫でていた手を離した。そして、ゼロに声をかけると、連れて去っていった。
あたしが答えにたどり着くのは、遅すぎた。あたしが爺さんの家に戻ってきた時、そこには、すでに男の子と、本から解放された使い魔がいたんだ。
「本当に少しの差だったね」
アシッド爺さんがあたしの隣にやって来て、彼らを見送りながら言った。
「治癒幻惑科志望なら、充分だろう」
「でも、間に合わなかったよ。……爺さんはもしかして、あの子が最初に解くって分かってたの?」
「ああ。同じ学科の魔法使いは思考も行動も似る。答え方を見れば、誰がどの魔法使いを目指しているのか、見当はつく」
「とうさまが前言ってた事がある。暗号を作る人は、一番解いて欲しい者が、解きやすいように作るものだって……」
爺さんは、笑ってあたしを見た。
「でもね、もし君があの子より先にきたら、ちゃんと君に譲っていたよ」
「きっと先になんて来れない。治癒幻惑魔法使いにとっては、『絶対』はないものだし、それを使う時は相手を誘導する罠だもん。あるものをないって言って、ないものをあるように見せかける嘘つきの魔法使いには……、この問題、難しかったよ」
「ははは。嘘つき魔法使いか。それが幻惑魔法使いの価値だけどね。……それじゃあ、一応、聞いてみようか。君の出した答えとは、どういうことだね?」
あたしは、ゼロ達を見送っていた目を、爺さんに向けた。
「『絶対に、正解に当たらない』のは、『正解がない』からでしょ? この場合の正解とは『名前』。つまり、あの使い魔には、『名前がない』んだ。だから、『名前をあてることは、絶対にできない』……。つまり、『名前がない』存在の『名前を呼ぶ』ためには、『名前をつけ』ればいいんだ」
「そうだ」
爺さんは満足そうに笑った。
それから、あたしの頭を撫でて、こう言った。
「よくできたご褒美に、君に別の使い魔をあげよう。ただし、あの使い魔にはずっと劣るのだが」
「本当?!」
「ああ。こっちは、2匹組の使い魔で、やはり名前がないのだが」
あたしは、驚いて爺さんを見た。
「名前のない使い魔が、たまたま複数いるなんて、考えられない……。理由があるはずだよ。つまり、それが爺さんが使い魔を恭順させる方法なんじゃない? 名前を奪うことが」
爺さんは笑って答えなかった。そして、懐から大きくて薄い本と、小さくて厚い本を取り出した。
「さあ、名前を呼ぶといい」
「大きいのが『ソレアス』! 小さいのが『ルーナセス』!」
あたしは迷わず叫んだ。
本当は、そのどちらかを『魔王』のためにと、考えていた名前だったけど、両方を呼んだ。
本はホロホロと砂のようにくずれると、あたしの足元でうずまいた。よく見るとそれは全部文字だ。いろんな国の言葉で、いろんな単語をなしている。ぱっと読めるのは、ティモーレの言葉だけだけど。
それらの文字は、やがてひとつの姿をとった。ゼロとは段違いにみすぼらしくて小さい……、
「にゃんこ?」
白黒ハチワレと、黒のにゃんこは、ぶるるっと体を震わせると、ぺたりと座り込んだ。
「なんかしょぼーい使い魔ねぇ~。まあ、間つなぎにはいいかもだけど」
「なにこの失礼な青ニワトリ。最初の一言がそれなわけ? 最近の魔法使いは性格悪くなったもんだね」
黒猫ルーナセスが、口を開いた。
「喋った!?」
「我らは文字によって形作られる存在ゆえ。言葉は我らの得意とするところだ。……大変気が進まないが、以降はお前の使い魔として共にあることになる」
「なんか余計な一言聞こえた!!」
あたしが、ハチワレ猫ソレアスの尻尾を踏むと、やつはミギャッと鳴いて毛を逆立てた。本当に文字なんだろうか。どー見ても猫そのものだけど。
「大きくて薄い方を『論理』、小さくて厚い方を『言語』と呼んだりもする。抽象的な存在のため、主人の魔法使いの持つ能力を超える力をもつことはできないが。まあ、可愛がってやんなさい」
「名づけちゃったものは仕方ないしね。連れて帰ることにするよ」
「いちいち可愛げのないトリだね」
「可愛げのないにゃんこよりマシだと思うけど?」
あたしは、二匹の首ねっこを掴んだ。二匹はジタバタ暴れたけど、そんなことで放してやるかりょじゃない。
「アシッド爺さん、ありがとね」
あたしはにゃんこどもを両手にぶら下げて、爺さんにお礼を言った。
※
──で、あんたたち結局、どっから来たの?
──あったま悪いね。文字っていう正体分かってたらすぐフギャアアア!!
──で、どっから来たって?
──2次元だ。書きかけられたまま、完成されずに放置された物語。
その行き場をなくした文字と情熱が、我々の本来の姿だ。
(あの時からもう、5年以上たつんだよね)
──へえ。だからあんたたち、本に入ってたのね。
どんな物語?
──どこにでもあるような、陳腐な物語さ。
──勇者が魔王を倒す物語。ありふれて目に付かないような、読んでも忘れ去られてしまうような存在。
──そっか。そんじゃあ、あんたたちも『ゼロ』も、本来は一緒なんだ。
……あんたたちのほうが格下なだけで。
(確かにあの時は、ゼロがうらやましかった。でも、そんなのすでに忘れてしまっていたのに)
──主役かそうでないかの違いだ。
やつは、魔王が主役の物語だった。
──悪かったね。間つなぎで!
──ほーんと。さんざんっぱら勇者にやられるのが仕事の、脇役魔王だなんて、かっこわるーい! しょぼいクジ引いちゃったよ。しかも2匹も!
(あたしの使い魔でしょ。そのくらい分かりなさいよ。
……照れかくしでそう言ってただけだって。
本当は、ゼロよりあんたたちのほうが、ずっと大事になってたって)
──そりゃこっちが言いたいよ。なんだって、向こうでは千の領地を持ち、万の兵をしたがえてた僕らが、こんな猫の格好で、こんなトリに使われなきゃいけないのか。
──同感だ。
──くらぁ! 逃げるなぁぁ! そこへ座りなさいにゃんこども! シッポ持って回してやるんだから!!
(新しいペットの黒三日月は、黒い馬だけど、そんなのただの偶然。
……でも、かりょは気づいてなかったんだね。あんたたちがそんなにゼロのことを、気にしてただなんて。間つなぎだなんて、本気にしてただなんてこと)
──にゃんこにゃんこ言うな! せっかく名前が戻ったんだから、そっちで呼んでよね。
──名前?
──ああ。名前がないと確固たる己を、保てない。
おまえは酷い主人だが、それでもただの文字に戻るよりましだ。
──相変わらず一言余計だけど、そういうことなら、約束してあげるよ。
今後、あんたたちから絶対に、名前を取り上げたりしないって。
(……そんな事を思い出したんだ。
今、バラバラの文字のカタマリになって散らばった2匹の使い魔を見て。
「死」んでしまったチビ魔王達を見て)
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ソレンティアのかりょメインストーリー、残ってないかなーってCDの山を探してたら、使い魔の話を発掘しました。
結構おきにいり。
さて、大分空きましたが、前回の続きです。
赤石をやりつつ、さすがにMMO2種類同時進行は無理だなーと思ってた所に、
面白い物を見つけました。
それこそが、魔法学園なりきりSNSです。
MMOなら無理だけど、SNSなら出来るかもーというので、始めました。
お正月でした。年の初めから何やってるの私。
もちろんこれが、紅炎のソレンティアでした。
ソレンにおいてまず考えたのは、「如何に手を抜くか」ということ。
サブゲームなのですから、まあ当然ですね!
だもんで、アッピー→赤石と同じ事をしました。
赤石かりょからそのまんま、設定を引っ張って来るアレです。
こうして、「ティモーレ出身、魔法使いのかりょ」が生まれました。
サブキャラの運命として、傲慢で乱暴者で性悪です。
一人称はやっぱり「かりょ」、青髪青目です。
「気を使いたくないし、気を使われたくない」
が真っ先にあり、そこであのプロフが生まれました。
あの、怖いと噂だったアレですw
「君が死んでもかりょは笑う」
でもこれ、便利だったんですよ。
「全員と友達になろう」と思ってた私は、もう絶滅しました。
「全員と友達になれなくてもいいや」の方が、はるかに楽です。サブゲームですし。
このプロフ宣言の何が良いかって、
まず真っ先に、「君が死んでも」と「君が死んだら」の違いが分からない人を弾ける。
些細な誤解で傷つくような人は、まず話しかけてこないわけです。
いやあ、これは楽でした!
あのプロフ「怖いよ!」ってすごく言われましたけど(ノ▽<*) 外そうかともちょっと考えた事ありましたが、結局最後までつけてましたね。
正解だったと思います。
※
さて、キャラ設定としては、赤石の更に後の時代です。
赤石のかりょがどんな結末を迎えたかはまだ決めてない(サービス終ってない)のですが、
まあ、人間ですし、どこかでは死んだのでしょう。
そして、その死に方は良い物ではなかったはずです。
ソレンティアに生まれ変わるに置いて、かりょは、
・何があってもアイフィールの味方でなければならない
・ヴァーチャーズ(ハルムト)の人生に責任を持たねばならない
の2点を心残りにしてました。
とはいえ、攻撃魔法使いになれない宿命はまだ残ってます。また、「学園を卒業しなければ魔法使いになれない」世界観がある上に、転生が肯定されてないソレンティアの世界は、魔女かりょにとって過ごしやすい物ではなかったでしょう。
その辺、設定回りは、交流しつつ、年単位で決めていったので、どれが先とはあんまり覚えてませんがー。
「見た目は獣人、中身は日本人」だと面白いし、私が楽!とは思ってましたが、
蓋を開けてみたらどっこい、周り全員そうでしたわーというのはどこかでも言った気がします。
RP、出来てません……ですよ?!
異世界キャラなのに、喋り始めたら現代日本人……って人がほとんどでした。
異色キャラを目指したかりょは、ごくごく一般人でした。ナンテコッタイ。
とはいえ、自分の中では異常の理由づけが欲しいです。
平均年齢60歳程度、人種のるつぼで戦争ばっかりの後進国に住んでる人が、現代日本レベルの教養と生死観を持ってるとか。人が演ってるのを見てる分にはなんとも思わないんですが、自分でやる分にはちぐはぐすぎて悶えちゃう。
ここで、「魔法使いばかりの村」という構想が生まれました。
ソレンティアが基準であり、ソレンティアへ進学する事が常識であり、魔法使いになることが普通の村です。
この設定は非常に便利で、おかげで「姉のアイフィール」もすんなり出す事が出来ました。
赤石の設定を引き継いでるアイフィールですから、お姉さんで面倒見良くて腕力で全部解決する女傑です。
「魔法使いになる事が当たり前の村で、魔法使いになれなかった戦士」
というのまで持って来ました。
とはいえ、大人の事情で、「村を出た後でソレンティアへ進学することになった」という事になり訳ですが。
これらが融合して、かりょの半生が形になりました。
※
魔法使いだけの村ティモーレに生まれた、カリョウビンガ・ティヌヴィエル・テュアレイド。
(このなっがい名前もこれまでの色々をぶッ込んだものです)
適正としては、水属性攻撃魔法型だったのだが、姉のアイフィールに招待状が届かなかった事で進路希望を変更。
義父であるアイデュナイクに弟子入りして、「前衛がいなければならない・誰かを必要とする」治癒幻惑魔法に転向する。
しかし、アイフィールは結局村を出て行ってしまう。
「誰の為の治癒幻惑魔法使いなのか」という理由をなくしたかりょは鬱屈を抱え、やがて「悪いのはソレンティアじゃないのか?」という子供っぽい怒りを抱えたまま成長する。
そのまま学園に招待され、入学したかりょ。
もはや何の為かも忘れたけれど、くだらない粗探しをしたり、つまらない反抗をしながら学園生活を過ごす。
※
この辺りから、MMOよりSNSの方が面白いぞ、っとなってキャラがどんどん増えて行きました。
もともと狩り嫌いで、チャットをうにゃうにゃしたり、イメージイラストやイメージSSを書く方が好きでしたからね。
向いていたのだと思います。
で。
この辺りで、メインストーリーを進めようと、アイフィールを入学させます。
期間限定のつもりでしたけれど、たくさんの方に遊んで頂けて、良い思い出を作れました。
そして、満を持してかりょにぶつけます。
自作ですが。自演ですが。
これが、「祈りの歌」連作と、「祈らない歌」でした。
※
ソレンティアで、姉のアイフィールと再会し、嬉しいやら恥ずかしいやらで複雑なかりょ。
まっすぐ向き会えないまま、反抗して過ごす。
しかし、姉と接する内に、なぜ自分が反抗するのか、なぜ自分は世界に向けて怒りを抱えているのかを思い出して、子供っぽさに恥じ入る。
最終的に、姉妹でのガチバトルとして場を設けることとなった。
結果はかりょの勝利。
アイフィールは、相談なしにかりょを置いて行った、彼女を頼らなかった事を謝罪し、和解は成立した。
だが、蜜月はわずかで、アイフィールは卒業し、獣人界へ戻る。
今度は逃げるのではなく、自分の夢を叶える為に。
かりょはそれを見送る事しか出来なかった。
見殺しにすれば、アイフィールは何処かの戦場で死ぬ。
追えば、アイフィールはまたかりょを何処かで殺す。
未来はまだどちらになるか決まっていない。
※
ソレンティアは、かりょというPCの時間軸上の最後に位置してるので、まだどうなるかは決まっていませんが、誰かが手を加えない限り、歴史は繰り返します。
変える力を持っているのはハルムトですが、今のところまだ行使されていないようです。
なんか、すっきりしない終わりかただと思いますが、もうちょっとソレンティアが続けば、この辺が描かれてたかもしれないし、そうでもないかもしれない。
赤石をやりつつ、さすがにMMO2種類同時進行は無理だなーと思ってた所に、
面白い物を見つけました。
それこそが、魔法学園なりきりSNSです。
MMOなら無理だけど、SNSなら出来るかもーというので、始めました。
お正月でした。年の初めから何やってるの私。
もちろんこれが、紅炎のソレンティアでした。
ソレンにおいてまず考えたのは、「如何に手を抜くか」ということ。
サブゲームなのですから、まあ当然ですね!
だもんで、アッピー→赤石と同じ事をしました。
赤石かりょからそのまんま、設定を引っ張って来るアレです。
こうして、「ティモーレ出身、魔法使いのかりょ」が生まれました。
サブキャラの運命として、傲慢で乱暴者で性悪です。
一人称はやっぱり「かりょ」、青髪青目です。
「気を使いたくないし、気を使われたくない」
が真っ先にあり、そこであのプロフが生まれました。
あの、怖いと噂だったアレですw
「君が死んでもかりょは笑う」
でもこれ、便利だったんですよ。
「全員と友達になろう」と思ってた私は、もう絶滅しました。
「全員と友達になれなくてもいいや」の方が、はるかに楽です。サブゲームですし。
このプロフ宣言の何が良いかって、
まず真っ先に、「君が死んでも」と「君が死んだら」の違いが分からない人を弾ける。
些細な誤解で傷つくような人は、まず話しかけてこないわけです。
いやあ、これは楽でした!
あのプロフ「怖いよ!」ってすごく言われましたけど(ノ▽<*) 外そうかともちょっと考えた事ありましたが、結局最後までつけてましたね。
正解だったと思います。
※
さて、キャラ設定としては、赤石の更に後の時代です。
赤石のかりょがどんな結末を迎えたかはまだ決めてない(サービス終ってない)のですが、
まあ、人間ですし、どこかでは死んだのでしょう。
そして、その死に方は良い物ではなかったはずです。
ソレンティアに生まれ変わるに置いて、かりょは、
・何があってもアイフィールの味方でなければならない
・ヴァーチャーズ(ハルムト)の人生に責任を持たねばならない
の2点を心残りにしてました。
とはいえ、攻撃魔法使いになれない宿命はまだ残ってます。また、「学園を卒業しなければ魔法使いになれない」世界観がある上に、転生が肯定されてないソレンティアの世界は、魔女かりょにとって過ごしやすい物ではなかったでしょう。
その辺、設定回りは、交流しつつ、年単位で決めていったので、どれが先とはあんまり覚えてませんがー。
「見た目は獣人、中身は日本人」だと面白いし、私が楽!とは思ってましたが、
蓋を開けてみたらどっこい、周り全員そうでしたわーというのはどこかでも言った気がします。
RP、出来てません……ですよ?!
異世界キャラなのに、喋り始めたら現代日本人……って人がほとんどでした。
異色キャラを目指したかりょは、ごくごく一般人でした。ナンテコッタイ。
とはいえ、自分の中では異常の理由づけが欲しいです。
平均年齢60歳程度、人種のるつぼで戦争ばっかりの後進国に住んでる人が、現代日本レベルの教養と生死観を持ってるとか。人が演ってるのを見てる分にはなんとも思わないんですが、自分でやる分にはちぐはぐすぎて悶えちゃう。
ここで、「魔法使いばかりの村」という構想が生まれました。
ソレンティアが基準であり、ソレンティアへ進学する事が常識であり、魔法使いになることが普通の村です。
この設定は非常に便利で、おかげで「姉のアイフィール」もすんなり出す事が出来ました。
赤石の設定を引き継いでるアイフィールですから、お姉さんで面倒見良くて腕力で全部解決する女傑です。
「魔法使いになる事が当たり前の村で、魔法使いになれなかった戦士」
というのまで持って来ました。
とはいえ、大人の事情で、「村を出た後でソレンティアへ進学することになった」という事になり訳ですが。
これらが融合して、かりょの半生が形になりました。
※
魔法使いだけの村ティモーレに生まれた、カリョウビンガ・ティヌヴィエル・テュアレイド。
(このなっがい名前もこれまでの色々をぶッ込んだものです)
適正としては、水属性攻撃魔法型だったのだが、姉のアイフィールに招待状が届かなかった事で進路希望を変更。
義父であるアイデュナイクに弟子入りして、「前衛がいなければならない・誰かを必要とする」治癒幻惑魔法に転向する。
しかし、アイフィールは結局村を出て行ってしまう。
「誰の為の治癒幻惑魔法使いなのか」という理由をなくしたかりょは鬱屈を抱え、やがて「悪いのはソレンティアじゃないのか?」という子供っぽい怒りを抱えたまま成長する。
そのまま学園に招待され、入学したかりょ。
もはや何の為かも忘れたけれど、くだらない粗探しをしたり、つまらない反抗をしながら学園生活を過ごす。
※
この辺りから、MMOよりSNSの方が面白いぞ、っとなってキャラがどんどん増えて行きました。
もともと狩り嫌いで、チャットをうにゃうにゃしたり、イメージイラストやイメージSSを書く方が好きでしたからね。
向いていたのだと思います。
で。
この辺りで、メインストーリーを進めようと、アイフィールを入学させます。
期間限定のつもりでしたけれど、たくさんの方に遊んで頂けて、良い思い出を作れました。
そして、満を持してかりょにぶつけます。
自作ですが。自演ですが。
これが、「祈りの歌」連作と、「祈らない歌」でした。
※
ソレンティアで、姉のアイフィールと再会し、嬉しいやら恥ずかしいやらで複雑なかりょ。
まっすぐ向き会えないまま、反抗して過ごす。
しかし、姉と接する内に、なぜ自分が反抗するのか、なぜ自分は世界に向けて怒りを抱えているのかを思い出して、子供っぽさに恥じ入る。
最終的に、姉妹でのガチバトルとして場を設けることとなった。
結果はかりょの勝利。
アイフィールは、相談なしにかりょを置いて行った、彼女を頼らなかった事を謝罪し、和解は成立した。
だが、蜜月はわずかで、アイフィールは卒業し、獣人界へ戻る。
今度は逃げるのではなく、自分の夢を叶える為に。
かりょはそれを見送る事しか出来なかった。
見殺しにすれば、アイフィールは何処かの戦場で死ぬ。
追えば、アイフィールはまたかりょを何処かで殺す。
未来はまだどちらになるか決まっていない。
※
ソレンティアは、かりょというPCの時間軸上の最後に位置してるので、まだどうなるかは決まっていませんが、誰かが手を加えない限り、歴史は繰り返します。
変える力を持っているのはハルムトですが、今のところまだ行使されていないようです。
なんか、すっきりしない終わりかただと思いますが、もうちょっとソレンティアが続けば、この辺が描かれてたかもしれないし、そうでもないかもしれない。
ソレンティアPCかりょは、ちょっとややこしい発生の仕方をしたPCです。
ソレンの事だけに限って説明しようかな、とも思ったのですが、
たぶんこれを逃したら書く事もないと思いますし、また、アイフィールやハルムトともちょっとどこではなく関わってきますので、いっそのこと時系列で全部解説しちゃいます。
ソレンティア関係の事だけでいいよ!って人は、流し読みでいいと思いますよ!!
さて、
私が最初にやったMMORPGは、
すでにサービス終了している「アッピーオンライン」というゲームでした。
戦士・魔法使い・探検家を排出する3国が対立し、ファンタジーもあればSF要素もあるという割とはちゃめちゃなゲームでした。
その魔法使いの国「ティモーレ」に在席する、女魔法使い「かりょ」が、私のメインキャラクターでした。
当時の私の目標は「全員と友達になろう」で、ちょう善人ぶってました。
まあ…………若かったんですよ(爽
まだ学生でしたし。
一人称は「かりょ」で、基本敬語、友達になっても穏やかな口調で話し、後衛でよくパーティに気を使ってました。
青髪ポニーテールで、基本は白装束か羽根装束、水属性。副職は錬金術師でした。
今もそうですが、狩り自体は嫌いでした。単純作業が嫌なんですな。でも、味方の回復と支援は大好きでした。
……が、
私の様な小人が善人ぶろうとすると、やっぱり無理がありまして、無意識にバランスを取ろうとしたんでしょうね。
サブキャラクターで戦士の「アイフィール」は、一人称が「ボク」、乱暴者でキツイ物言いと性格のちょー前衛でした。
金髪ポニーテール、属性は……火だったかな? 副職は検事で、犯罪者を狩るよりも、悪徳検事をPKK的に摘発するのが趣味でした。
今昔のCD-ROM見てたら、こんな絵とか出てきました。
当時はウィンドウズペイントで描いてましたね。
いやー。めっちゃあちこち誤魔化してますね! 手とか描きたくなさすぎて後ろに回してるの分かりまくり。冷や汗出ますわ。
で、
当時からちょこちょこイメージSSは書いてましたから、使用キャラクターにも設定を作ってました。
かりょは面倒見のいい姉で、頼られるギルドマスターで、国内上位の魔法使い。
アイフィールはワイルドな妹で、手のつけられない無法者で、中堅の戦士。後に、ティモーレの田舎臭さに嫌気がさして、別の国へ移民します。
……はい、ソレンティア関係者さん、そこ、笑わないw
意味が分からない他関係者さんは、次へ行きましょう、次へ。
さて、アッピーオンラインをやる片手間に、並行して別なMMOも開始しました。
それが、RED STONE、通称・赤石です。
この赤石には「変身システム」という大きな特徴がありました。
プレイヤーが選ぶキャラクターには、特製やスキルが全く違う別の姿があるのです。
説明ページで、黒くていかついオッサンが、白い片翼の天使に変身した瞬間、
私がこのゲームをやる事と、その使用キャラクターが決まりました。
ところが困ったのが名前です。
考えても見て下さい。
こんなイカツイ黒いオッサンが、「かりょ」って名前、ちょっと可愛すぎるでしょう……。
そこでいい案を思いつきました。
「アイフィール」=Ifeel
elが入ってて、なんか天使っぽい!!!
なんと言う事でしょう。
こんな安直な理由で、アイフィールさんはメインキャラクターになりました。
メインキャラクターが乱暴者ではちょっと交流に差しさわりがあります。
アイフィールは気が強いけど、責任感も強い姉になり、代わりにかりょが、無法者でいい加減な妹に変更されました。
この時点では、赤石はサブゲームだったので、設定を作り込む気はありませんでした。
なので、そのままアッピーから設定を持って来ました。
というわけで、かりょとアイは上下は変わったもののやっぱり姉妹。
弟も出来ました。
「したらば」という掲示板の有志が集まって作ったネタスキルキャラ用の、互助ギルド「ニラレバ」に在籍する物理天使です。
簡単に言うと、物理で殴る魔法職です。ネタがすぐに分かるように、「ヴァーチャーズ」=力天使と名付けました。ちょー分かりやすい。
さて、このごろ、重大事件が起こります。
メインであったアッピーオンラインが、サービス終了となるというのです。
アッピーの仲間たちは、ラグナロクやリネージュ等、色々なゲームに散って行きました。
私はサブだった赤石をそのままメインに持って行きました。
今でも思い出すとちょっとさびしくなりますねえ……。
そういうわけで、
赤石がメインとなったので、設定をもう少し作り込みます。
アッピーからやって来たキャラクターである、というのを生かしたかったので、最終的にこんな感じに。
どうせなので、先の話ですが、ソレンティアの対応キャラも。
【アッピー時代】 【赤石時代】 【ソレンティア】
かりょ<魔法使い>→ かりょ<テイマー>(人間)→ かりょ
アイフィール<戦士>→ アイフィール<追放天使>→ アイフィール
ルーン<フィールドBOSS>→ ヴァーチャーズ<追放天使>→ ハルムト
シュンキ<ビショップ>→ ジェイドアーク(おじさん)
「ン百年生きてる追放天使と、人間が姉妹」という無茶をクリアする為に、
アッピー時代は廃人で、サーバー最上位に居た事を利用することにしました。
<アッピー>
・氷結の魔女かりょはルーンドラゴンとの死闘の末に、相手に、「魔法を使って対象に苦痛を与えると、同じ苦痛を味わう」という呪いをかけ、これを討伐した。
・代償として、かりょもまた魔女であれるのは今生だけで、今度何度生まれ変わっても、もう攻撃魔法を使用することは出来ないという呪い返しを受けた。
・バカみたいに強い魔女かりょは、道理を曲げて転生を拒否し、生身のままで赤石世界に行くことにした。
<赤石>
・その間、アイフィールとルーンは普通に死んで生まれ変わり、赤石世界で天使として生まれた。(500年以上前)
・アイフィールはそんなに裕福ではない家に生まれ、アイフィエルという名を付けられる。
・かりょの裏技は当然代償があり、かりょが生まれ変わるはずだったアイフィエルの妹「ティヌヴィエル」は魂を持たずに生まれ、一度も目覚めず眠ったまま成長した。
・貧しい生活では、眠ったままの妹を抱えきれず、アイフィエルは自己判断で妹の生命維持装置を外した。妹を手にかけたことはアイフィエルにとって、ソレンティア時代にまで、「自分は、幸せになってはいけない」という自責の念として残り続ける。
・一方、ルーンは天使の中でもそれなりのいい家柄に生まれ、「ティマイアス」と言う名前を与えられる。幼少時から魔法の才能をあらわし、特に治療魔法に抜きんでた能力を見せるが、なぜか攻撃魔法が使えない。正確には、使うと相手と同じ苦痛を感じる。
天才児扱いから一転、ティマイアスは一家の厄介者となった。
・赤石をめぐるゴタゴタで、他の天使と同じくアイフィールとティマイアスも片翼を失い、地上へ。
アイフィエルはアイフィール、ティマイアスはヴァーチャーズと名前を変える。500年が経つ。
・そんな事は全く知らないのんきなかりょが、赤石世界に到着する。
色々あって、アイフィールとその師匠「シュンキ」と知り合いになる。
・ヴァーチャーズと知り合いになる。
・彼らから様々な話を聞くうち、かりょは全てを知り、報いを受ける。アイフィールがかつての妹、ヴァーチャーズがかつての敵だと知り、よかれと思った自分の行いが全員を不幸にした事を知る。
・ヴァーチャーズが天使の能力を失い、ビショップとなる。名前を「ヒト」と改める。
ヒトは天使(追放天使)時代の記憶をも失ったが、代わりに苦痛の呪いは解消された。
ざっくりこんな感じ。
いやー、ざっくりまとめてもかなりの量になりましたね。
もうずいぶん更新していませんが、
翼のある生活
こんなものもあったりします。
というわけで、
ソレンティア時代に辿りついてませんが、随分長くなってきましたので、今日はこの辺りで。
ソレンの事だけに限って説明しようかな、とも思ったのですが、
たぶんこれを逃したら書く事もないと思いますし、また、アイフィールやハルムトともちょっとどこではなく関わってきますので、いっそのこと時系列で全部解説しちゃいます。
ソレンティア関係の事だけでいいよ!って人は、流し読みでいいと思いますよ!!
さて、
私が最初にやったMMORPGは、
すでにサービス終了している「アッピーオンライン」というゲームでした。
戦士・魔法使い・探検家を排出する3国が対立し、ファンタジーもあればSF要素もあるという割とはちゃめちゃなゲームでした。
その魔法使いの国「ティモーレ」に在席する、女魔法使い「かりょ」が、私のメインキャラクターでした。
当時の私の目標は「全員と友達になろう」で、ちょう善人ぶってました。
まあ…………若かったんですよ(爽
まだ学生でしたし。
一人称は「かりょ」で、基本敬語、友達になっても穏やかな口調で話し、後衛でよくパーティに気を使ってました。
青髪ポニーテールで、基本は白装束か羽根装束、水属性。副職は錬金術師でした。
今もそうですが、狩り自体は嫌いでした。単純作業が嫌なんですな。でも、味方の回復と支援は大好きでした。
……が、
私の様な小人が善人ぶろうとすると、やっぱり無理がありまして、無意識にバランスを取ろうとしたんでしょうね。
サブキャラクターで戦士の「アイフィール」は、一人称が「ボク」、乱暴者でキツイ物言いと性格のちょー前衛でした。
金髪ポニーテール、属性は……火だったかな? 副職は検事で、犯罪者を狩るよりも、悪徳検事をPKK的に摘発するのが趣味でした。
今昔のCD-ROM見てたら、こんな絵とか出てきました。
当時はウィンドウズペイントで描いてましたね。
いやー。めっちゃあちこち誤魔化してますね! 手とか描きたくなさすぎて後ろに回してるの分かりまくり。冷や汗出ますわ。
で、
当時からちょこちょこイメージSSは書いてましたから、使用キャラクターにも設定を作ってました。
かりょは面倒見のいい姉で、頼られるギルドマスターで、国内上位の魔法使い。
アイフィールはワイルドな妹で、手のつけられない無法者で、中堅の戦士。後に、ティモーレの田舎臭さに嫌気がさして、別の国へ移民します。
……はい、ソレンティア関係者さん、そこ、笑わないw
意味が分からない他関係者さんは、次へ行きましょう、次へ。
さて、アッピーオンラインをやる片手間に、並行して別なMMOも開始しました。
それが、RED STONE、通称・赤石です。
この赤石には「変身システム」という大きな特徴がありました。
プレイヤーが選ぶキャラクターには、特製やスキルが全く違う別の姿があるのです。
説明ページで、黒くていかついオッサンが、白い片翼の天使に変身した瞬間、
私がこのゲームをやる事と、その使用キャラクターが決まりました。
ところが困ったのが名前です。
考えても見て下さい。
こんなイカツイ黒いオッサンが、「かりょ」って名前、ちょっと可愛すぎるでしょう……。
そこでいい案を思いつきました。
「アイフィール」=Ifeel
elが入ってて、なんか天使っぽい!!!
なんと言う事でしょう。
こんな安直な理由で、アイフィールさんはメインキャラクターになりました。
メインキャラクターが乱暴者ではちょっと交流に差しさわりがあります。
アイフィールは気が強いけど、責任感も強い姉になり、代わりにかりょが、無法者でいい加減な妹に変更されました。
この時点では、赤石はサブゲームだったので、設定を作り込む気はありませんでした。
なので、そのままアッピーから設定を持って来ました。
というわけで、かりょとアイは上下は変わったもののやっぱり姉妹。
弟も出来ました。
「したらば」という掲示板の有志が集まって作ったネタスキルキャラ用の、互助ギルド「ニラレバ」に在籍する物理天使です。
簡単に言うと、物理で殴る魔法職です。ネタがすぐに分かるように、「ヴァーチャーズ」=力天使と名付けました。ちょー分かりやすい。
さて、このごろ、重大事件が起こります。
メインであったアッピーオンラインが、サービス終了となるというのです。
アッピーの仲間たちは、ラグナロクやリネージュ等、色々なゲームに散って行きました。
私はサブだった赤石をそのままメインに持って行きました。
今でも思い出すとちょっとさびしくなりますねえ……。
そういうわけで、
赤石がメインとなったので、設定をもう少し作り込みます。
アッピーからやって来たキャラクターである、というのを生かしたかったので、最終的にこんな感じに。
どうせなので、先の話ですが、ソレンティアの対応キャラも。
【アッピー時代】 【赤石時代】 【ソレンティア】
かりょ<魔法使い>→ かりょ<テイマー>(人間)→ かりょ
アイフィール<戦士>→ アイフィール<追放天使>→ アイフィール
ルーン<フィールドBOSS>→ ヴァーチャーズ<追放天使>→ ハルムト
シュンキ<ビショップ>→ ジェイドアーク(おじさん)
「ン百年生きてる追放天使と、人間が姉妹」という無茶をクリアする為に、
アッピー時代は廃人で、サーバー最上位に居た事を利用することにしました。
<アッピー>
・氷結の魔女かりょはルーンドラゴンとの死闘の末に、相手に、「魔法を使って対象に苦痛を与えると、同じ苦痛を味わう」という呪いをかけ、これを討伐した。
・代償として、かりょもまた魔女であれるのは今生だけで、今度何度生まれ変わっても、もう攻撃魔法を使用することは出来ないという呪い返しを受けた。
・バカみたいに強い魔女かりょは、道理を曲げて転生を拒否し、生身のままで赤石世界に行くことにした。
<赤石>
・その間、アイフィールとルーンは普通に死んで生まれ変わり、赤石世界で天使として生まれた。(500年以上前)
・アイフィールはそんなに裕福ではない家に生まれ、アイフィエルという名を付けられる。
・かりょの裏技は当然代償があり、かりょが生まれ変わるはずだったアイフィエルの妹「ティヌヴィエル」は魂を持たずに生まれ、一度も目覚めず眠ったまま成長した。
・貧しい生活では、眠ったままの妹を抱えきれず、アイフィエルは自己判断で妹の生命維持装置を外した。妹を手にかけたことはアイフィエルにとって、ソレンティア時代にまで、「自分は、幸せになってはいけない」という自責の念として残り続ける。
・一方、ルーンは天使の中でもそれなりのいい家柄に生まれ、「ティマイアス」と言う名前を与えられる。幼少時から魔法の才能をあらわし、特に治療魔法に抜きんでた能力を見せるが、なぜか攻撃魔法が使えない。正確には、使うと相手と同じ苦痛を感じる。
天才児扱いから一転、ティマイアスは一家の厄介者となった。
・赤石をめぐるゴタゴタで、他の天使と同じくアイフィールとティマイアスも片翼を失い、地上へ。
アイフィエルはアイフィール、ティマイアスはヴァーチャーズと名前を変える。500年が経つ。
・そんな事は全く知らないのんきなかりょが、赤石世界に到着する。
色々あって、アイフィールとその師匠「シュンキ」と知り合いになる。
・ヴァーチャーズと知り合いになる。
・彼らから様々な話を聞くうち、かりょは全てを知り、報いを受ける。アイフィールがかつての妹、ヴァーチャーズがかつての敵だと知り、よかれと思った自分の行いが全員を不幸にした事を知る。
・ヴァーチャーズが天使の能力を失い、ビショップとなる。名前を「ヒト」と改める。
ヒトは天使(追放天使)時代の記憶をも失ったが、代わりに苦痛の呪いは解消された。
ざっくりこんな感じ。
いやー、ざっくりまとめてもかなりの量になりましたね。
もうずいぶん更新していませんが、
翼のある生活
こんなものもあったりします。
というわけで、
ソレンティア時代に辿りついてませんが、随分長くなってきましたので、今日はこの辺りで。
人狼SNSだと、戦歴オーバーの方が多そうなので、こちらで宣伝ー。
登竜門の館
狼PLとして尊敬してるびび様から、協力依頼を頂いたので、宣伝宣伝~。
人狼戦歴7~10戦の方を対象にした、プロデュース村だそうです。
私、プロデュース村って初めて知ったんですが、なかなかよさそうなシステムですね。
7~10戦といえば、ルールも把握出来てきて、自分なりの向き不向きも分かってきたくらいでしょうか。
一番楽しい時期じゃないかと思いますね。
ここいらで力試しをしてみませんかー。
戦歴多いのはどうしようもありませんが、
まだ開催まで時間があるので、戦歴少ない分には、何とか出来そうですね~。
ピン!と来たら、参加COしてみましょう!
なお、wikiの編集方法が分からない場合は、下の方にあるコメント欄にそう書きこんだら、
主催者さんが助けてくれるはずです~。
参考までに私の戦歴を確認してきました……。
7戦目 瓜科406村 本当のリアル大事にを見せてやるよ村3
8戦目 瓜科409村 初心者と初級者、および推理や考察が苦手な人のための練習村3
9戦目 瓜科418村 屍鬼村 ~この村は死によって包囲されている。~
10戦目 瓜科425村 失敗を気にせずほのぼの楽しむ練習村4
な、懐かしい!!
連敗続きで、なんで勝てないんだろう……と悩んでた時期でしたね。
んー、その時にこんなプロデュース受けたかったな~。
登竜門の館
狼PLとして尊敬してるびび様から、協力依頼を頂いたので、宣伝宣伝~。
人狼戦歴7~10戦の方を対象にした、プロデュース村だそうです。
私、プロデュース村って初めて知ったんですが、なかなかよさそうなシステムですね。
7~10戦といえば、ルールも把握出来てきて、自分なりの向き不向きも分かってきたくらいでしょうか。
一番楽しい時期じゃないかと思いますね。
ここいらで力試しをしてみませんかー。
戦歴多いのはどうしようもありませんが、
まだ開催まで時間があるので、戦歴少ない分には、何とか出来そうですね~。
ピン!と来たら、参加COしてみましょう!
なお、wikiの編集方法が分からない場合は、下の方にあるコメント欄にそう書きこんだら、
主催者さんが助けてくれるはずです~。
参考までに私の戦歴を確認してきました……。
7戦目 瓜科406村 本当のリアル大事にを見せてやるよ村3
8戦目 瓜科409村 初心者と初級者、および推理や考察が苦手な人のための練習村3
9戦目 瓜科418村 屍鬼村 ~この村は死によって包囲されている。~
10戦目 瓜科425村 失敗を気にせずほのぼの楽しむ練習村4
な、懐かしい!!
連敗続きで、なんで勝てないんだろう……と悩んでた時期でしたね。
んー、その時にこんなプロデュース受けたかったな~。
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