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誰でもお気軽にコメントどうぞ。過去記事や微妙に趣旨ずれてても気にしない系のかりょです。
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ドジだけど、明るくて正義感の強い少女・響。
ある日彼女が行ったライブ会場は、「ノイズ」という化け物に襲われる。
絶体絶命の危機を、ライブの主役「ツヴァイウィング」の奏と翼によって救われるが、
奏は響を助けるため自爆技である「絶唱」を使用して命を落としてしまう。
後日、響は奏からギア「ガングニル」を受け継いでいることが判明。戦いに身を投じていく。

……という、割りと王道なアニメでした。
以下、ネタバレがありますので、折り畳みで。

**********


「歌うことで、ノイズに対抗できる能力が使用できる」
という設定だけあって、音楽はかなり良かったです。
挿入歌のタイミングや質も良く、飽きさせない工夫が見えました。
難を言えば、vsノイズは歌いながら戦っててもいいんですが、vs人間の場合は言葉での説得が出来ないor途切れてしまうのが難なところ。

バトルシーンは迫力やスピード感ともにまずます。
必殺技を使う時に、格闘ゲーム風のカットインが入るのは面白い演出だと思いました。
キャラ毎に文字体や描写が違うのも、洒落てるなと。
受け付けられない人もいそうですが、私は楽しめました。

物語として、主人公である響の成長はさほど目立たないのですが、翼とクリスは大きな変化がありました。
特に翼が、奏を喪って頑なになっていく様子、響と出会って反発し、それが信頼に変わっていく様は、深い描写でした。

巨大な敵フィーネを倒した後も、ノイズは消えず、戦いが続いていくというのも美しいおわりかたと思いました。
ノイズ=人間の悪意が作ったものである以上、戦いは終わらない。
真のラスボスは守るべき人類であり、けして倒せない……そんなメッセージを匂わせながら、でも響は今日も笑顔だし甘ちゃんだし正義娘だ、それでいいんじゃないかと思いました。


ただ、後半になるにつれ、タイトルでもある「絶唱」の価値が薄れていくのはモヤモヤと。
自爆技だから美しいと思うのですが。
また、色気シーンもあまりなく、あってもサバサバしてて、女性らしい匂いたつ美しさがないというか。
まあ、ザクッと言ってしまうと、絵が下手です。デザインも、作画も(ザクー
髪の毛とか構造が謎ですし、髪というより布の塊みたいになってますし、翼の髪の結び位置も、場面によって頭頂だったり横だったり。
暴走シーンも、表情など黒塗りつぶしで全く描かれておらず、残念な感じ。
あれは、かわいい女の子がとんでもない歪んだ顔をするギャップがイイと思うのですけど。

比較対象として思い出したのは「ひぐらしの鳴く頃に」でした。
あれも、初回はなんてへt……個性豊かな絵だろうと思ったものですが、あれはストーリーが引き込まれるものだったので、だんだん絵は気にならなくなりました。
こっちはストーリーも迫力はあっても、特に謎もなく一本道なので、最後まで気になってしまう感じで。

まあ、量産型の少女戦士物だったなという感じ。
ざっと登場人物を見て、好みのタイプがいれば観ればいいし、そうじゃなければ観なくても構わないかな。

ただし、水樹奈々ファンなら観て損はないと思います。
私は好きでも嫌いでもないですが、この翼はハマり役だと思いました。
歌も何種かあって、名曲そろい。高山みなみとのデュエットも声の相性バツグンだと感じました。
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