前回の日記の続きですよー。

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喪主じゃないんですが喪主挨拶を考えたりする内に夜に。
前日のチチキトクスグカエレ連絡から、ほぼ寝てない上に、明日以降もまた眠れない事は分かっていたので、
自宅に戻って就寝。

朝、再び合流したところへ、
おくりびと（納棺師）がやってきました。
「すごく感動しますよ！」
と葬儀会社さんが言うので頼んだのですが（二万円）
……何か想像してたのと違った(´・ω・｀)
背広のイケメンじゃなくて、エプロンのおばさんでした。
お化粧して貰って、親戚の男連中でお棺に入れて、
そのあと布やら詰めてもらいましたが、……何か違った。
二万円は高かったなあ。

で、お昼過ぎに葬儀会社の人が車で迎えに来て、会場へ移動。
いつものホールとは勝手も違うでしょうに、朝から準備をしてそれなりの体裁を着けてくれた葬儀会社さん、さすがプロ。
父を直接知ってる人や、父の友人に限って連絡していたので、
参列者は50人くらいかなと思っていたら、まさかの参加者１００人越えになりました。

あちこち挨拶をしていたところで、開始予定の18時。
葬儀会社のお姉さんがアナウンスしてくれて、お焼香開始。
お坊さんいないけど、やっぱり形だけはね。
葬儀会社のお兄さんの誘導が良かったので、
サクサク終わりました。

読経が無い代わりに、
ここで、父が生前所属していた合唱団に歌って貰います。
家族で音楽が趣味なので、両親と、以前は私も団員に所属してて、
急でしたが、無理を言って来て貰ったのです。
明るい曲をやってくれて良かったのですが、
この時点で遅れてやって来て、
喪主挨拶の「本人の生前の希望でお坊さんを呼ばずに～云々」を聞いてなかった弔問客は、
読経が聞こえないわ歌は聞こえるわで、
かなり戸惑ったそうです(ﾉ▽＜*)
……それもそうやな！

で、葬式振る舞いは50人分なんだけど、どうしようかな、と思っていたら、
大半の弔問客はここで帰りました。
まあ、だいたいの方は車ですから仕方ありませんね。
こんなド田舎まで良く来て下さったものです、ほんと。

お酒をついで回って、
想い出話なんかもしつつ夜が更けて、弔問客は帰宅。
あとは親戚と集会場内で夜を過ごします。

あ、お泊りグッズは葬式会社に貸し布団を手配して貰いました。なんと浴衣と歯ブラシ付き。
貸し喪服もありますし、葬式会社っょぃ。
葬儀会館はなしでもいいし、お坊さんもなしでもいいけれど、
葬式会社は頼んだ方がいいですね。ほんと。
あと、受付をやってくれるようなしっかりした方。
誰欠けても、うまく進行しなかったでしょう。

案外、親戚は頼りにならなか（ｒｙ
げふんげふん、
急だったのに駆け付けてくれて、本当に嬉しかったです。


夜が明けて告別式。
会館じゃなくて集会所だったおかげで、
自宅が近く、シャワーを浴びて着替えることも出来て助かりました。

この日も、やっぱり１００人程来てくださいました。
読経じゃなくて、モーツァルトをＢＧＭにお焼香。
シュールなような、前衛的なような。

結構冷静で来てたんですが、
最後にお棺を開けて、花を入れていく段階になると、さすがに泣けて来ましたね。
こう言う時、「ありがとう」とか案外出ないもんですな。
だいたい「おとんのアホ！」って考えてました。

独り暮らしした事もないおかんを一人にしてどうすんの、アホ。
アホやなあ、孫の成人式も見ずに。
……等々。

親族でお棺を担ぎ、霊柩車へ移動。
その後、親族は車に分かれて、霊柩車を追って火葬場へ移動することに。
バスをチャーターしたら、関係者も皆乗れますよ、と言われてましたが、
料金が高いのと親族だけでいいだろうと呼びませんでした。
一瞬、アレ、この後弔問客だけ残されてどうするんだろう、と思いましたが、
葬儀社の人や、受付の父の同僚も残ってますので、
なんとかしてくれるだろうと任せちゃいました。
後で確認したら、葬儀社の人が片づけ・掃除・施錠までしてくれた模様。
同僚さんには、電話でお礼をしておきました。

火葬場では、焼いてる間、親族で昼食を採って待機。
私は二日酔いでつぶれてました。てへぺろ。

姪は小学生なんですが、それでも一丁前に、
「なんでじいじ焼くの？熱いでしょ？」
「どうしてもお墓に行かなきゃいけないの？ここにいちゃいけないなら、私の部屋にずっと寝ててええよ」
等々、分かったような分かってないような口を利くので、堪らんでした。
傍で見て居た感じ、そんなに恵まれていたわけではない父の生き方でしたけど、
最期にこうやって弔問客として来てくれる友人や、親族や、孫が居るんだから、
悪い人生じゃなかったんじゃないかなあ。

最後に、お骨拾いをして、帰宅。
終わったような、これから始まるような、
長い3日間でした。



そういうわけで、思ったより長い日記になってしまいましたが、
読んで下さってありがとうございました。
葬式手順とかお金の事とか、
質問あれば、私で分かることなら、お答えしますよー。