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誰でもお気軽にコメントどうぞ。過去記事や微妙に趣旨ずれてても気にしない系のかりょです。
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というわけで、父のお通夜・お葬式も終わり。
覚え書きも兼ねて、今回の経験を書いておこうかと。

遺体の話やら葬儀の話やらが出てきますので、
NGな方は見ないで下さいねー。

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病室を整理していたら、
看護婦さんの見回りタイミングを書いた、父の手書きのメモが出てきました。
日付が今月末まであったので、父も月末まで生きてる予定だったのだと思います。
そんなわけで、
残された我々は葬式会社も段取りも全く決まってない状態からのスタートとなりました。

エンゼルケア、というのですね。初めて知りました。
遺体を拭いて貰って、簡単に化粧をして貰って、
家族で服を着替えさせ、よく見るあの白い布を顔にかけてもらって、病院側の作業は終了。
これから後は、葬儀会社さんの作業になります。

看護婦さんは、
「決まるまでゆっくりして下さって結構ですよ」
とは言ってくれましたが、そう言うわけにもいかず。

まずは親戚と父の会社関係と兄弟の会社関係に電話して訃報を知らせ、
病室内に集まった兄弟でスマフォを撫でまくって、葬儀会社を探します。
こういう関係は母は疎い上に放心中なので、自分達でしなければなりません。

父が生前に言い残したのは、
「葬儀会館では落ち着けない。近所の集会所で葬式をしてくれ」
「坊主は呼ぶな。坊主に金をくれるくらいなら、孫に美味しいもの食わせろ」
「BGMはモーツァルト(クラシック)を流してくれ」
の3点。

もっと言い残すことがあるでしょうが!とは思いますが、
そういう父なので仕方ありませんね。

ひとま、
ぐーぐる先生が教えてくれた、一番近い葬儀会社に電話します。
上記条件などを伝えたところ、
「対応可能です。詳細は打ち合わせにて。一時間以内に行きますね!」
との言葉だったので、慌てて聞きます。
「金額的にはいくらですか?」
これ大阪人、常識。
「最低30万~になります!」
ということなので、他もさして変わらなそうということでここで一発決定。
見積もりを比べる余裕もありませんし。

病室で打ち合わせるのかと思ったら、
いきなり霊柩車がやって来て、自宅へ搬送&そこで打ち合わせとのこと。

うん、これ、アレですね。
自宅で打ち合わせて、その時に値段が折り合わなくても、いまさら断りにくいパターンだー。

生前に葬儀会社を調べて、決めておくの大事。

とはいえ、
いざとなったら大阪人根性で追い返すぜ!と思いつつ、
1人は霊柩車に同乗、後は自家用車で自宅へ向かうことに。

葬儀会社さん、さすがプロ。
父を持ち込みのストレッチャーに乗せ、白い布で覆って見えない状態で、
一般口ではなく、従業員専用エレベーター&出口から運び出し。
大切に扱って欲しい半面、今現在病気と戦ってらっしゃる方々に、
無用な不安を与えたくないので、これはありがたかったですね。
担当医と看護婦さんが8人くらいぞろぞろとついて見送ってくれました。

私が霊柩車に乗ることになり、道を指示して、帰宅。
予定では、父が帰宅したら、買ったばかりのマッサージチェアに座るはずだったのですが、
ちょっと無理になりました。
まったく困った父です。

葬儀会社の方で掛け布団は用意するけれど、敷き布団は出してくれ、とのことだったので、
父愛用の布団を敷き、そこに葬儀会社の方2人がかりで寝かせて貰いました。

で、
早速お金の話。
明後日が仏滅だったのですが、お葬式には関係ないということで、
明日お通夜、明後日お葬式という段取りに。

カタログを見せられ、30万~200万まで色々と説明を受けました。
お坊さんを呼ばないフリースタイルだと、段取りが全然違うので、
出来れば呼んだ方が、いわゆる「皆のイメージするお葬式」になるよ、とは勧められたのですが、
本人の希望なのでそこはどうしようもありませんね。
お坊さんを呼ぶと、最低でも20万円ほどは包んで渡すので、
呼ばない代わりに、20万円分、花をグレードアップしてはどうかと言われて、ホイホイ乗りました。

結局、
50万パック+花代+火葬代+飲食代等々で、総計80万円ほどに。

死亡届は葬儀会社が代理で出してくれるということで、
こちらは集会場と駐車場の許可を取りに走ったり、
遺影にする写真を選んだり。
香典関係は、貰えると助かるのですが、お返し等々逆に仕事も増えるので、
今回は一切受け取らないことにしました。

不慣れな家族でわたわたしていたら、
父の会社の同僚で親友の男性がヘルプに駆け付けてくれました。
この人が有能なのなんの。
「こういうのは慣れてましてな!」
と言いながら、父の大学同期関係に連絡を取ってくれたり、
交渉の手伝いをしてくれたり、当日は受付までしてくれました。
本当にこの方いないと、不慣れな遺族ばかりで大変だったです。
皆、持つべきものはお友達ですぞ!

段取りがついて、落ち着いたので、
続々到着する親戚と一緒に父を囲んで酒盛りをします。
お酒も賑やかなのも好きな父ですので、これが一番の供養ですな。

「男はそう簡単に病院に行くもんじゃない」
って、父はよく言ってました。
馬鹿じゃないのと、私は思うわけですが、同年代の親類に聞いたら、
「分かる分かる」
って言ってたので、団塊世代は揃って馬鹿のようです。

まあ、がんの中でもすい臓がんは見つけづらいもののようですが。
何年かに一回くらいは、全身精密検査して貰うよう、他から勧めるといいかもしれませんね。
ほんと。

長くなりましたので、次の日記に続きますよー。
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