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誰でもお気軽にコメントどうぞ。過去記事や微妙に趣旨ずれてても気にしない系のかりょです。
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正直、全然期待していなかったんですよ。
電撃文庫の原作本が並んでいるのは見てて、人気あるんだなーというのは知っていたんですが、どうもアレな題名ですし、女性キャラを全面に出した最近の作品は、ちょっと意識しすぎててねーと。

でもまあ、人気あるってことは、なにか面白いのでしょうし、アニプレックスつながりで、BGMとして借りてみたんですよ。
そしたら、 お も し ろ かっ た!!!

「俺の妹」である桐乃は、カテゴリで言えばツンデレキャラなのですが……
ひとあじ違うのが、一大ジャンルではあるものの、女子高生としてはとってもマイナーな趣味をもっていること。
ともすれば「都合のいいドリーム女子」になりそうな設定ですが、脇役も含めたキャラ心理を丁寧に描いていることで、リアリティがあって魅力的なキャラたちになっています。
この辺、原作つき作品のよさが出ていますなあ。

そして、「俺」である京介のお兄ちゃんっぷりですな。 妹への思いとして、明確に独白で出てくるのは「こいつが嫌いだ、憎んでる、なんでこいつばっかり」なんですが、だからこそ、それ以上に大事に思ってるのが伝わってきて。
この子の兄で、よく耐えられるなーと思う部分も多々あるのですが、なんだかんだで最終的には「こんなに可愛い」と納得してしまいます。

そして、OP画像の一部と、EDの曲映像が毎回違うこともすごい!
(まだちゃんと確認してないのですが)1クールのはずなのに、この力のいれようったら!  ……逆に1クールだから出来たのかも?
作品内作品(アニメや同人誌やゲーム)も、良くできてて、これ、原作からのファンは「うおおお動いてる!」って感じだったんじゃないかなと。 11話まできましたので、あと1~2転っていうところでしょうか。
次回の到着が楽しみです。

「そんな優しくしないで、どんな顔すればいいの」
「最後の1ページくらい、きみに、笑顔を見せてあげたいよ」
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……を、読んでいます。

全く事前情報なしに、古本屋で題名買いしたのですが、なかなか当たりかも。
文章のテンポがよく、言葉扱いも、感情描写も丁寧で読み応えがあります。

なにぶん、オビが、
「ふつうの少年たちが、なぜ人を殺すのか──?」
だもので、主人公の3少年がこれから殺人をするのは、読む前にネタバレしています。
ので。
どの少年が、誰を、どんな理由で殺すのか?というところを予想しながら読んでいます。

久遠は、絵に描いたような不良少年。
動物虐待も日常的に行っているので、誰を、どんな目的で殺してもおかしくないのですが(逆に、誰を殺すのかが予想つかないくらい)、残り2少年が難しい。
葛城は、お金持ちで眉目秀麗で頭脳明晰な少年。
尚彦は、母子家庭(かつ、母親と同居していない)ながらも、心優しく気弱な少年。
どちらも、「殺人」とは縁遠く思えます。

縁遠いと言っても、その種類がまた違って、面白い。
人当たりのいい葛城にも、死ぬほど憎らしい相手が世界にただ一人だけいるので、殺すならこの相手かな、と思いますし、実際に殺してしまうのも予想の範囲内なのですが、
彼ほどの才能と知恵があって、「ばれるような殺人をする」ことが意外です。
激昂するようなタイプでもないので、殺すと決めたら周到に準備をし、計画を練って、ばれないようにやるように思えるのですが。
強いていえば、義母の伏線がしつこい感じなので、義母とよからぬ関係になって、父親を……というあたりかも。
少なくとも義母は何らかの形で関わって来そう。

尚彦の方は、間違いなく「誰かの為、優しさの為の殺人」だろうと思えます。
こちらもまた、激情に駆られるような少年ではないのですが、大事な人が傷つけられるのを見たら、不器用に、かつ思いつめて行動することはありそう。
叔母を庇って実母を……か、叔母を庇ってヒモを……、あたりかなと予想。
そして、全篇を通して、視点は変わってもずっと三人称なのですが、尚彦だけがなぜか一人称で進むのも興味深い。
堅い大人の文章の中に、尚彦のちょっと語彙の幼い章が入るとホッとする感じがあるので、そういう効果狙いかもしれませんが。

もうすぐ上巻の終わりなのですが、中巻は少年院の話ということで、残りページ数で休憩なしに山場に上り詰めそう。
さてさて、楽しみです。
来週の金曜ロードショーは、「サマーウォーズ」ですって!
これ、オススメです。
ネットゲームやってる方はもちろん。ネトゲなにそれっていう方も楽しめると思いますよ。
話の主筋としては、「家族の絆」がテーマになるのかな。
そこに、バトル要素が絡んできて、スピード感のある物語になってます。
オンラインのような、近未来要素があると思えば、田舎の村のちょっと懐かしい風景もあったりして、幅広く楽しめるお話しかと思います。






「僕の****を使って」

私がじわっと来たのは↑のシーンですね。
こういうの、弱いんですよう!
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