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誰でもお気軽にコメントどうぞ。過去記事や微妙に趣旨ずれてても気にしない系のかりょです。
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アーシェラ・K・ル・グィン作

ちょっと前になるのですが、ツイッターで性別の話をしていて、ル・グィンの作品を引用してのお話しをしました。
あれからずっと、いつかちゃんと原訳文を調べて、紹介したいなーと思っていたのですが……、
単行本が見つからず。
ネット検索してもひっかからず。

仕方ないので、記憶で書きます!


「地球人にとって性別とは、普段は意識しているつもりがなくても、実は切り離しようがないものだ。
貴方の友人が赤ちゃんを得たとしたら、貴方は最初に何を聞く?」
……たしかこんな感じ。


とおい未来。別の惑星。
別の惑星からきた地球人似の人間が、その惑星に移植した人々と交流を持とうとする話です。
交流の壁になるのが、その惑星の人々が、惑星に適応するために、性別を捨て両性具有となったこと。惑星のめぐるのにあわせて無性→男性→無性→女性へと変化する人々の価値観に、主人公は戸惑います。


メインテーマはそこではなく、恐らく心の交流だと思うのですが……当時の私は、確か高校生でしたかな?
「性別で差別なんかしない!」という自信があっただけに、冒頭の文章にであって、自分はどうだろうと考えた時に、ものすっご敗北感を感じて、
「人間はお腹に宿った時点からすでに、性別に縛られながら生きてるんだ」
とショックだったのでした。


物語としては、最後がせつなくて、納得いかなかった覚えがあるのですが……。
今読んだら、何か違うかもしれませんね。
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無題
名前!…って回答って一般的じゃないのんー…?

おとなっていう言葉は、『おと』こ と 『お』ん『な』の合成語であり、それらの総称であり、『おとな』になるまえの『こども』は、男でも女でもない、未分化な状態である

…って、私が言ってた!(ツッコミ待ち)
実際、二次性徴前の男女の区別って、物理的に『ついてる』か『ついてない』かくらいで、精神的には大差ないと思うんよ。
その頃の性差って、大人からの刷り込みによる部分がほとんどな気がするし。
Posted by Sろん 2012.08.03 Fri 00:50 編集
おお!
私がその答えに行きついていたら、この文章を今まで覚えていることはなかったかもしれない……!!

ですが、名前を聞かれた「友人」の反応が、「男なら~ 女なら~」「まだ性別分からないので、どっちでもいけるように~」と返ってくる気がしたので、やっぱりこの世に存在しはじめた時点から、性別に縛られているのかも……。

Σなん……だと……。
「おとな」という言葉の分解、面白い解釈ですね!
「こども」に「こ」が入ってることも説明出来ていたら、更に良かったかも……。

下段には同意です。
Posted by かりょ 2012.08.03 Fri 09:34 編集
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