誰でもお気軽にコメントどうぞ。過去記事や微妙に趣旨ずれてても気にしない系のかりょです。
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前回の続き。
3少年が犯した殺人の状況はそれぞれ、一時の激情、計画殺人、不慮の事故で、予想の範囲内だったのですが、その組み合わせが予想外でした。
これは巧い。
中巻では少年院での生活、下巻では出院後の様子が描かれます。
上中巻での伏線が、下巻で回収されていくのはお見事。
エピローグというものはなく、墓参りのシーンで余韻を残して〆め。最後まで重く、深く、でありながら読みやすい文章でした。
未成年で殺人を犯した3人の心理状況。本人にも分からないそれを、大人たちは「心の闇」と名前をつけてわかった気になっている。そんな世間を、少年側から見る。
そんな作品だと思いました。
二度は読むか分からないけれど、一度は読んで損はないかと。
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